俳優の三浦貴大が26日、都内で行われた映画『栞』の公開初日舞台挨拶に共演の阿部進之介、白石聖、池端レイナ、前原滉、池田香織、榊原有佑監督と参加した。

献身的に患者のサポートに取り組む理学療法士の高野雅哉(三浦)が、患者の命と向き合っていく姿を描く。主演として迎えた初日に三浦は「映画は観てもらって完成とよく言いますが、今日がその日。自分としても凄く思い入れのある作品なので、こうやって皆さんと…なんですかね…感慨深くて言葉にならないです」と緊張気味。
面白がった阿部が「“言葉にならない”ということを、言葉にしてしまいましたね」といじると、三浦は「感想をTwitterに書いてほしいです。Twitterは僕が一番チェックするもので、検索しやすいから。エゴサーチします!」と高らかに自己検索宣言した。
また三浦は、阿部との2度目の共演に「デビュー2年くらいの時に初共演した際に、阿部さんから教えてもらったことが自分の芝居の基盤になっているので、一番尊敬しています」とリスペクト。その阿部は「その共演から8年くらい会っていなかったけれど、時間を経ても自然にやれたし信頼関係もお互いの中にあった気がする。とてもいいセッションが出来た」と相思相愛だった。

三浦の妹役・白石は「重厚な内容で、榊原監督が長年温めてきた作品。丁寧に表さなければいけないと思いながらも、経験の浅い中での撮影だったのでガムシャラでした」と回想し「父親役の鶴見辰吾さんや兄役の三浦さんという家族の中でのやり取りが多かったけれど、嘘なく演じられたと思います」と手応えを口にした。池端は公開を迎えた気持ちと作品アピールを、北京語で披露。キャストや観客から拍手喝采を浴びるも、やや長い挨拶になったことから、三浦と阿部から「なげ~よ!」とツッコまれていた。



テキスト・写真:石井隼人
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