2019年1月より全国ロードショーとなる映画『サスペリア』より、ティザーポスターが解禁となった。

 『君の名前で僕を呼んで』で世界の映画ファンを魅了したルカ・グァダニーノ監督最新作は、あの伝説の傑作『サスペリア』(77年)の再構築。今作のタイトルも同じく『サスペリア』(ギャガ配給)に決定し、2019年1月より全国ロードショーとなる。

 この度、本作のティザーポスターが解禁された。70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー「マルコス」に巣食う禁断の秘密を、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジした本作。本年度のヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されるや、上映後は観客総立ちの約8分間という圧巻のスタンディングオベーション。しかし予想を超えるほどの衝撃的すぎる内容ゆえ、歓声と怒号の入り混じる賛否両論が巻き起こり、レビューサイトでもさまざまな議論が飛び交うなど大きな話題となっている。

 そして音楽を全プロデュースしたのは、劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨーク。時に呪文の様に重なり合う音楽や、恐怖や哀愁を伝えるメロディーが作品に不穏な彩りを添えることでかつてないホラー作品を作りあげており、音楽ファンからの期待も高まっている。

 また、『君の名前で僕を呼んで』で女性を中心に映画ファンを虜にしたルカ・グァダニーノ監督。77年公開のオリジナル版『サスペリア』の大ファンでもある監督の渾身の本作は、そのオリジナル版の監督であるダリオ・アルジェントも絶賛の太鼓判を押し、試写でいち早く観たクエンティン・タランティーノ監督はその完成度のすごさに涙しながらルカ監督にハグをしたというニュースが駆け巡るなど、世界中で話題となっている。

――決してひとりでは見ないでください。――

 今回解禁されたポスターは、真っ赤に染まった空間の中に、本作『サスペリア』の頭文字“S”が毒々しく浮かび上がり、その不穏さから既に恐ろしい雰囲気が漂っている。メインコピーの「決してひとりでは見ないでください。」は、41年前のオリジナル版『サスペリア』公開時とまったく同じものを採用。映画鑑賞の常識を覆すようなこのコピーは、当時大人から子供まで一世を風靡したことでも知られるが、今回は文字が逆になるなどのいびつな表現がセンセーショナルさを感じさせる。

 さらに、本作の公開前に、12月には監督のルカ・グァダニーノの来日が決定。ルカ監督は、プロモーションでの来日は今回が初。『君の名前で僕を呼んで』の大ヒットも記憶に新しく『サスペリア』への注目度も高まる中、満を持しての来日となる。

(C)Courtesy of Amazon Studios

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