10月31日(水)に放送された、お笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀の冠番組『日村がゆく』(AbemaTV)にて人気企画「高校生フォークソンググランプリ 2nd Season」が開催され、新たな才能が誕生した。
日村と審査員として登場していたスカートの澤部渡、インストゥルメンタルバンド・YOUR SONG IS GOODのサイトウ“JxJx”ジュンを唸らせたのは、エントリーナンバー2の遠藤理子さん(18歳)。父のおさがりのギターを使って、高校1年生から音楽を始めたという、竹原ピストルに憧れる高校3年生だ。
遠藤さんの曲のタイトルは『脱獄』。「とあるサラリーマンは思った。僕は就職してから10年間、給料は渋滞、理不尽な残業」と始まる、高校生が作ったとは思えないサラリーマンの日常を歌った楽曲に、日村は思わず曲の途中で「すげ~な!!」と漏らした。2番は、路上ミュージシャンの心情を描き、力強い演奏と歌声でスタジオを騒然とさせた。
歌が終わると「マジかよ。本当に高校3年生なの?」「何?この“とあるサラリーマン”って」と日村。遠藤さんは「読書とかがすごく好きで。自分以外の人の人生に触れる機会がドラマや映画だったり、いろんなところにあると思うんですけど、そういうのに触れることがすごく好きで。その中できっとこういう人は普遍的な檻に囲まれたような暮らしに違和感を感じているだろうな。それで脱獄というタイトルなんですけど。私が暮らしから噎せ返るような音楽で手を引いて上げられたらと思って」と大人びた楽曲の理由と、歌にかける思いを説明した。
審査員の澤部は「詩に重点をしっかりおいて、あえてコード進行は固定じゃないですか。それで歌の詰め込み方とか陰影をしっかりつけて。音が止まって息を吸うだけでも音楽的なものに聞こえるのはすごい世界観だなと思いました。カッコいいですね」と絶賛した。
なお、今回優勝したのは、中西満梨奈さん&伊庭善哉くんという男女2組デュオの「MUJICA in true」だった。
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