11月1日、パレスホテル東京にて「日経トレンディ」(日経BP社)が選ぶ「2018年ヒット商品ベスト30」「2019年ヒット予測ランキング」先行発表会が開催され、「2018年 今年の顔」として俳優の田中圭と乃木坂46の白石麻衣が、「2019年 来年の顔」として俳優の中村倫也が登壇。田中が、自身の大ブレイクに対する妻の反応について語った。
今年の4月からテレビ朝日系で放送された土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』で大ブレイクを果たした田中は、その後も『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系列)『獣になれない私たち』(日本テレビ系列)と3クール連続でドラマ出演。周囲からの反響も大きいのではと記者から問われると、田中は「『おっさんずラブ』終わってから『毎クール出てるよね』って言われるんですけど、僕『おっさんずラブ』出る前から毎クールで出てるんですよね(笑)。やってることは変わらないし。今年は『おっさんずラブ』含めて3本出させていただいているんですけど、去年は1年間で6本出させていただいているし、本当に見られ方て大事だなと思うし、怖いなと思います。でも、あんまり気にせず、自分は自分のやるべきことをやっていこうと思います」と、ブレイクに踊らされることのない堅実な姿勢を見せた。
プライベートでは2児の父親でもある田中。記者からは「家族で過ごす時間は減った?」と聞かれると「そんなに忙しさは変わってないので」と昨年までと差はないと回答。しかし、この大ブレイクに妻は不満を持っているといい、「怒られますよ。『旦那さんが今年すごいね!』とか『いいね!』とか言われるから、嫁はストレスMAXですよ(笑)。周りの奥様から『羨ましい~』みたいに言われるから、結構怒られる。(だから)『お前だけな!』みたいな(風になだめてる)(笑)」と妻との会話を再現。
そんな田中についてネット上では、演じる役柄からか「ダメそうなところが可愛くて好き!」という意見が散見。このことについて感想を聞かれると、「『やかましいわ!』としか思わないですよ(笑)」と即答。しかし、自分自身も「全然ダメ」と認め、「逆に、そんなダメじゃない人っているのかな、と思ってるし。ダメな方が人間らしいし、ダメな人だって誰かを元気づけているし。だから『クズ』って言われるような役の方が燃える。誰もが少女漫画のヒロイン・ヒーローみたいな人ではないので。人間くさい方が僕は美しいというか(興味を)持っているので、クズ役って聞くと力が入る」とダメ男役ほど演じがいがあるとコメント。さらに「逆にキラキラした役をやるときは、げんなりしながら『俺じゃ無理だよ~!』と思いながらやっています(笑)」と本音をこぼし、中村も「分かる~!(笑)」と共感していた。
テキスト:堤茜子
写真:野原誠治