北海道映画シリーズ第三弾となる映画『そらのレストラン』の公開日が来年1月25日(金)に決定。また、幸せいっぱいの場面写真が一挙解禁となった。
洞爺湖を舞台に2012年1月に公開された『しあわせのパン』、空知を舞台に2014年10月に公開された『ぶどうのなみだ』に続く、北海道映画シリーズ第三弾となる映画『そらのレストラン』。
『しあわせのパン』では“パン”を分け合う夫婦を描き、『ぶどうのなみだ』では“ワイン”の熟成と親子を描いてきた北海道映画シリーズ。『そらのレストラン』では北海道道南にある“せたな町”が舞台となり、海が見える牧場で作り出される“チーズ”とさまざまな食材が仲間と家族の心を繋ぎ、絆を強めていく様を丹念に描いている。誰かと一緒に生きることによって、一人よりもさらなる「しあわせ」を育むことができる……。みんなで手を合わせ「いただきます」を言った後の笑顔はかけがえのない瞬間であると気づかせてくれる、心温まる物語だ。
主演はこの北海道映画シリーズの過去作品に引き続き、近年多くの映画・ドラマに出演、アニメの吹替にも挑戦するなど多方面で活躍中の、北海道出身俳優・大泉洋。さまざまな葛藤を抱えながらも一日限りのレストラン開店に向け奔走し、牛を飼いながらチーズ工房を営む亘理(わたる)役を、繊細かつ自然体に体現している。
そして亘理を温かく見守る妻・こと絵役には本上まなみ、東京から一人でやってきて牧羊を営む若者・神戸(かんべ)役に岡田将生と実力派俳優が脇を固める。さらに、マキタスポーツ、高橋努、石崎ひゅーい、眞島秀和、風吹ジュン、小日向文世と、今や日本映画・ドラマに欠かせない若手からベテラン俳優が集結し、『神様のカルテ』シリーズの深川栄洋監督のメガホンの元、仲間と助け分かちあって生きることをテーマに、まさにチーズのような味わい深さのある人間ドラマを垣間見せてくれる。
この度、本作の公開日が来年1月25日(金)に決定し、それに併せて、幸せいっぱいの場面写真が一挙解禁となった。
今回解禁されたのは、亘理とこと絵、娘の潮莉(しおり)の3人が、仲睦まじい様子で「いただきます!」をしている様子や、この夫婦が優しい笑顔で遠くを見据えるシーンなど、家族の幸せがたくさん詰まったカット。
そして、亘理とともに岡田演じる神戸、マキタスポーツ演じる石村、高橋演じる富永、石崎演じる野添といった仲間たちが、眞島演じるカリスマシェフ・朝田の指導の元、レストラン開店に向けてウェイターの練習をしているカットや、美味しそうな料理の出来栄えに全力の笑顔で喜び合っているカットなど、和気あいあいとした撮影であったことを感じさせられる写真も多数解禁。
監督は、彼ら俳優陣の演出について、「5人の男たちが発するチーム感みたいなものを、僕自身楽しみながらそのまま撮っています。岡田将生さん、マキタスポーツさん、高橋努さん、石橋ひゅーいさんと、ほかのメンバーも全員気持ちのやさしい方ばかりで、自分だけ目立ってやろうと考える人は一人もいなかった。むしろ、それが内輪のワルノリでは終わらず、しっかりとキャラクターの実在感に繋がっていったのは、やっぱりこの映画の柱である大泉さんの力かなと。これまで三つの作品でご一緒してきましたが、改めて大きな俳優さんになられたなと思います。」と、彼らの抜群のチームワークに加え、主演を務めた大泉のリーダーシップに絶賛のコメントを寄せている。
さらに、自ら満足のいくチーズを造りあげるために、師匠である小日向演じる大谷に真剣な面持ちで向き合うカットや自らの作ったチーズの味を噛みしめるように味わう亘理など、日々の暮らしを楽しむだけではなく、自分たちの仕事に誇りを持ち、真摯に取り組む姿も見て取れる。
そんな彼らは、無事にレストランをオープンすることができるのか。北海道からの温かな笑顔と美味しい食材が日本中を“しあわせ”で包み込むこと間違いなし。
ストーリー
北海道せたなで暮らす亘理(わたる)と妻のこと絵と一人娘の潮莉(しおり)。彼は父親から引き継いだ海が見える牧場で、牛を育てながらチーズ工房を営んでいる。しかしチーズ作りはまだまだで、厳しい師匠に怒られてばかり。そんな亘理には気の会う仲間たちがいて、日々助け合いながらも楽しく過ごしていた。そこに、東京からやって来た牧羊を営む若者・神戸も加わり、それぞれの生産する食材を持ち寄り「おいしい」を共にしていた。
そんなある日、彼らの食材を目当てに札幌からやって来た、有名レストランのシェフによって自分たちの食材がさらにおいしくなることに感動し、この感動をもっと多くの人たちに届けたいと、仲間たちみんなで一日限りのレストランを開くことを目指す。
(C)2019『そらのレストラン』製作委員会