アメリカトーナメントへのフルサポートという夢のチケットを巡って、7名の国内トッププロと、オーディションを勝ち抜いた1名、計8名のバスアングラーが激突する『Abema TV World Challenge』。
関東最大のトーナメントフィールドであり、「オカッパリ」アングラーからも人気のある霞ヶ浦・北浦エリアをフィールドに2日間が開催されたLeagueAラウンド1では、安定した強さでトップに躍り出た片岡壮士、そして初日ローカルナレッジを活かしてダントツのウエイトを叩き出した草深幸範が2位につけた。
ここで見逃せないのが、ラウンド1で4位に甘んじた内山幸也。2日間を通して自分が最も得意とし、この霞ヶ浦水系のキッカーパターンでもあるフロッグゲームにこだわり抜いたその戦い方は、いつモンスターが水面を割るか!? 視聴者をアツくさせた。
LeagueAの中で唯一アメリカのトーナメントをラウンドした経験のある内山。最近では霞ヶ浦水系を初めとして色んなフィールドでオカッパリのフロッグゲームを動画配信しているほど、このフロッグを使ったトップウォーターゲームを得意としている。この大勝負でも爆発力のあるこの釣りで勝負に出ると、初日から一貫してアシ際のシェードに速いテンポで打ち込み、3~4アクション後シェードから出たところですぐにピックアップ。とにかくスピーディーにフロッグをアクションさせた。
初日3位となったそのスタイルを貫き、2日目も意地のゲームを展開。しかし結果は2本で1640gにとどまり、順位を下げ4位という結果に終わった。
この大勝負で自分のスタイルを貫くこと。それはなかなか出来るものではない。勝敗を大きく左右するメンタルの部分において、これだけの強靭さを見せつけた内山幸也のスタイルが、琵琶湖で行われるラウンド2でどのような結果を引き寄せるか。大いに楽しみだ。
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