結成33年目を迎える人気お笑いトリオのダチョウ倶楽部が、結成当時の秘話を披露。メンバーの寺門ジモンが初対面の時の様子を振り返り「人生の吹き溜まりからスタートした」と激白した。
芸歴を重ねるにつれ、すっかりメンバー同士の会話が少なくなってきた……ということで3人が初心と絆を取り戻すために訪れたのは、JR新宿駅から徒歩2分の所にある喫茶店「タイムス」。35年前、ダチョウ倶楽部のメンバー同士が初めて顔を合わせた思い出の場所だ。
「どんよりしていた」とその時の様子を振り返った寺門は続いて「人生の吹き溜まりからスタートした」と話し、彼らの船出が決して前途洋洋ではなかったことを明かした。リーダーの肥後は「どんよりしていたのは俺だけ」と笑いを交えて反論したが、一転して真面目な表情になると「最近、ダチョウ倶楽部のチームワークというか、絆が弱まっている」とメンバーに悩みを打ち明けた。
その解消法として、また原点からの再出発としてリーダーが用意した秘策は、「思い出の場所を新型クラウンで巡る」ドライブだった。原点の次にめぐるべき場所としてメンバーが選んだのは、初めてライブを行ったという渋谷のライブスタジオ「La.mama」。
到着した3人は懐かしさと嬉しさのあまり、声がワントーンアップ。しかしスタジオ内に入ると、肥後の表情だけが曇り始めた。
「じつはこの場所に、あまりいい思い出が無い。ダメ出しばかりを受け続けた場所だから……」
そんなリーダーの告白を聞いた上島は、あるエピソードを披露した。
「当時はウッチャンナンチャンが大人気だった。それでも、杉兵助さん(浅草出身のコメディアンでコント赤信号・渡辺正行の師匠)だけは『ダチョウ倶楽部の方が面白かった』と言ってくれた。その言葉を聞いたときは涙が出そうだった」
一つひとつ、思い出のかけらを拾い集め、次第に心を通わせていくダチョウ倶楽部。彼らの軌跡、そしてメンバーの結束は? 11月3日(土)22時からAbemaTVで放送する「CONNECT! 芸人たちのドライブバラエティ」で全容が明らかになる。
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