青春エンターテインメント映画『ギャングース』より、11月23日(金)の公開に先駆けて、入江監督撮り下ろし特別映像&金子ノブアキ出演シーンの本編映像が解禁された。

 犯罪集団だけを標的とする窃盗“タタキ”稼業で過酷な社会を生き抜こうとする3人の少年たちを描き、モーニング誌で2013年から2017年まで連載され、高い人気を獲得した“漫画・肥谷圭介×ストーリー共同制作・鈴木大介”による漫画『ギャングース』の実写映画である本作。

 この度解禁された映像「実録!振りこめ詐欺のしくみ」は、主人公サイケたちがタタく(窃盗する)ターゲットのひとつ、“特殊詐欺を行う犯罪営利組織”のリアルな実態を解説した特別映像だ。

 詐欺集団はどのようにして儲けているのか。その巧妙な手口とは…。詐欺店舗を統括する番頭は、資金を元手に”ヤラレ名簿”を調達する。”ヤラレ名簿”とは、企業から流出した個人情報などを元にプロの名簿屋が精度を高め、詐欺にかかりやすいターゲットのみをまとめた名簿の通称だ。

 厳しい研修を乗り越え実際に詐欺を行う“プレイヤー”たちが、ヤラレ名簿と詐欺の台本を片手に、巧妙な設定と畳み掛けるようなペースで高齢者を何度も騙していく。騙されやすいターゲットは独り身の高齢者、身近にすぐ相談出来る親族や友人がいない、タンス預金を抱えている人がターゲットとなりやすい。

 騙したターゲット(高齢者)から直接金を受け取る担当は、詐欺グループの末端である“受け子”。詐欺容疑で警察に捕まったニュースを見かけるのはこの“受け子”だが、詐欺グループの上層部は捕まらない「トカゲのしっぽ切り方式」になっており、詐欺被害が減らない問題点はこの組織化された構造にあるといえる。さらに、詐欺店舗へ捜査が及ばないよう、騙し取った現金の運搬は、運び屋 “メッセンジャー”を何人も経由し、厳重な警戒を徹底する。これが詐欺集団の実態だ。

 映像後半には初解禁となる本編映像も差し込まれており、詐欺店舗の番頭である加藤(金子ノブアキ)が“プレイヤー”へ詐欺を働く論理を熱弁している。2分40秒にもおよぶ、金子ノブアキの魂の込もった長ゼリフの迫力に注目だ。

 犯罪営利組織(俗称:カンパニー)の実態を理解することで、本作が描く裏稼業の男たちの生きざまがひと味もふた味も違って見えてくる。映画『ギャングース』は11月23日(金)より全国公開。

ストーリー

 親も、金も、学もないサイケ・カズキ・タケオ3人の少年。彼らが生き抜く為につかんだ仕事は、裏稼業や悪徳業種の収益金を狙う「タタキ」稼業。ある日、偶然にも振り込め詐欺のアガリ(収益金)の隠し場所を知った3人。それは最強の犯罪営利組織カンパニーとして台頭する半グレ「六龍天」のものだった。身元がバレないよう慎重にタタキを繰り返すも、あることから3人の身元がばれ、絶体絶命の状況に追い込まれてしまうが……。

(C)2018「ギャングース」FILM PARTNERS (C)肥谷圭介・鈴木大介/講談社

映画『ギャングース』
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少年院で共に過ごしたサイケ・カズキ・タケオの3人が犯罪集団だけを狙って窃盗を繰り返す“タタキ”稼業を開始!裏社会で生き抜くことにひたすらにポジティブな3人の友情を描く。新時代のアウトローによる、かつてない青春エンターテインメント!
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