10月31日の本番も暴行や痴漢などで13人が逮捕される事態となってしまった渋谷のハロウーィン。AbemaTV『Abema的ニュースショー』では、司会進行の三谷紬・テレビ朝日アナウンサーと、上京してまだ2か月、渋谷に来るのは初めてという渡辺ADが現場の様子を取材した。
身動きの取れないほどの混雑を見せたセンター街では、胸や尻を揉まれたという被害を訴える女性も複数おり、顔の見えない仮装をしている男性の中には「もちろん揉みたいです。合法的に」「これ(衣装)が無かったら無理ですけど、これがあるおかげで何でも出来ちゃう」と話す者もいた。
さらには路上で喧嘩も勃発、殴る蹴るの暴行を受け倒れる男性の姿も見られた。こうした渋谷のあまりの狂乱ぶりに、渡辺ADはすっかり怯えきった様子で、「一生渋谷のハロウィーンに行きたくないと思った」三谷に「お母さんに会いたい、帰りたい」「渋谷はもういいです」と話していた。
こうした有様に、海外メディアも「逮捕者のせいで見苦しいものに変わった渋谷のハロウィーン・(シンガポール)「遊び狂った東京のハロウィーン!建物の屋上も燃える」(台湾メディア)と、厳しい見方を示している。
この騒動に、長谷部健・渋谷区長は「色々とアイデアはあって、代々木公園を使えないかとか、有料制にするイベントが出来ないか」と、来年以降の対応策を示唆。また、商店街振興組合の小野理事長の「僕はもう3~4年前からハロウィーンじゃないんだと、これは"変態仮装だ"」という厳しいコメントはネットでも大きな話題を呼んだ。
仮装のベテランで、"セーラー服おじさん"として知られる小林秀章さんは「変態仮装行列だっていうお怒りはごもっとも。祭りをやれっていったけど、暴動やれよとは頼んでない。コミケを見習え!東京ビックサイトには1日に20万人来るんです。それを40年、90回開催しているけど。暴動はただの一回も起きてない。やっぱり自分たちのお祭りだと思っているから。問題が起きて来年から無くなっちゃったら自分たちが困る」と厳しく批判した。
取材を終えて、「カメラに群がってくるのを見ると、見てほしいという気持が強いと思った」という三谷アナに、元セクシー女優の鈴木涼美氏は「SNSの流行とリンクしていて、特にインスタとの相性がいい。普段は派手な格好しない人でも抵抗なく仮装して露出できるというのもあると思う」とした上で、有料化の効果に疑問を呈した。
大王製紙元会長の井川意高氏はハロウィーンで暴れまわる若者たちについて「渋谷や六本木では30年くらい前からおしゃれな外国人がハロウィーンの仮装をしていたが、それを日本人もやるようになったということ。もともと日本人には稲刈りが終わった後の秋祭りとか、騒ぎたい気持がある。だからあれは田舎者の秋祭りの血が騒いでるんだと思う。やりたいんだったら自分の田舎に帰って盆踊りで踊ってろと言いたい」とコメントしていた。(AbemaTV/『Abema的ニュースショー』より)
▶三谷アナのハロウィーン取材など、放送済み『Abema的ニュースショー』の映像は期間限定で無料配信中
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側