毎年夏と冬に2回開催される"オタクの祭典"コミケ。今夏の来場者数は3日間で約53万人、経済効果は180億円に上った大人気のイベントだ。
今まで入場無料だったコミケだが、来年8月開催予定の「コミックマーケット96」から入場料の有料化を検討中と発表されネット上で話題を呼んでいる。理由は来年から東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、会場の半分を占める有明の東京ビッグサイトの東展示棟が使用できなくなるためだ。会場確保のため、約1.5km離れた青海展示棟の2か所での併催とし、来年から期間を4日間に延長することが決定。これまで以上に経費がかかることから、入場料徴収の検討に至ったという。
ファンにとって有料化はネガティブなニュースのようにも思えるが、ネット上では肯定的な意見も多いようだ。その理由が混雑緩和や徹夜組の減少といった、副次的な効果だという。つまり、冷やかしで来ていた客が来なくなり、購入意識のある人のみが来場するようなることで、買い物がスムーズに行えるようになる、ということだ。
"コミケが生きがい"と話すjetだよさんはAbemaTV『AbemaPrime』の取材に「そもそも同人誌即売会では500円くらいの入場料を取るのが普通。全然問題ないと思う。徹夜組には"転売ヤー"が多いが、彼らは薄利多売なので入場料が設定されれば足が遠のくと思う」と推測。「これまで会場警備は全てボランティア頼みだったが、入場料収入によってプロにお願いできるようになる可能性もある。セキュリティの面からも安心だ」と話していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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