
テレビ朝日地上波(※一部地域を除く)にて放送中の『転職さんいらっしゃい!』が、AbemaTVのバラステ枠で放送され、キャバクラ嬢の面接に密着した。
新宿・歌舞伎町にある雑居ビルの一室にあるキャバクラ紹介プロダクション「JANEL」には、1日50人前後の応募者が面接にやってくるという。「JANEL」は、厚生労働省の認可を受けたキャバクラ紹介会社。担当者に話を聞くと、ホームページを見た人から応募がくるという。「JANEL」では個別に面接しながら希望する時給や勤務条件を確認し、マッチするキャバクラを紹介している。
対応してくれたJANELの担当者によると「応募者の方の職業はアパレル、看護師などが多い。中には、CAやアイドルの方もいる」と教えてくれた。キャバクラは客層が広いため「現役アイドルなど、あまり顔出ししたくない人には会員制のラウンジを紹介することもある」と話した。

番組が調査を行った日の午後7時31分、ひとりの女性がやってきた。女性は、愛知県出身の29歳・ゆうこさん(仮名)。現在の職業は看護師だという。キャバクラの勤務経験はなく、今回が初めて。男性エージェントが応募理由について尋ねると、ゆうこさんは「人と話すのが好きだし、ちょっとお金を貯めたいなと思っている。300万円くらい」と回答。本業の夜勤もあるので、週3~4回くらいの出勤を希望していた。キャバクラ勤務について心配なことについて聞かれると「すごく緊張する。ドレスも普段着たことない……」と未知の世界への不安を明かした。希望の時給は1万円以上だ。

ゆうこさんの希望条件をもとに、エージェントが提案を始める。「歌舞伎町希望で時給1万円以上となると……」と店舗を紹介。「お客さんもすごくよくて、未経験の方でも働きやすいかなと。今日、面接と体験入店してみましょう」と提案し、ゆうこさんは「緊張する」とドキドキだ。
なぜ、300万円を貯めたいのかスタッフが確認すると「海外留学をしたくて、その費用を貯めたい」と話すゆうこさん。同僚や知り合いにバレる不安はないのだろうか。ゆうこさんは「バレないと思いますね。普段はマスクをしているし、オペ室の仕事が多くて、キャップも被っている」と身バレしにくい看護師ならではのメリットを教えてくれた。

体験入店の流れは、店長と面接後、実際に働いてみて、その店で働きたいかどうか判断するという。店内に入ると、履歴書の記入を促されるゆうこさん。店長面接の主な確認事項は「飲めるお酒の種類・量」「対応するのが得意なお客さんの年齢層」など。
スタッフがゆうこさんに雰囲気を聞くと「優しそうな店長さん。ちょっとほっこりしました」と意外な雰囲気に驚いた様子だ。この後、先輩の後ろについて3時間で3組を接客した。



