AbemaTV(アベマTV)で『ひとりと佳代子と気になるお嬢』が放送され、緊縛師の芙羽忍(ふわ しのぶ)さんを迎え、トークを繰り広げた。
同番組では劇団ひとりが“常連客”として、オアシズ・大久保佳代子が“ママ”に扮するキャバクラへ来店。“佳代子ママ”は気になる仕事をしている美女を次々と紹介し、劇団ひとりが「まだ話を聞きたい!」と思えば「延長」、もう充分と思えば「チェンジ」するというシステムだ。
▲緊縛師の芙羽忍さん
今回番組に登場した“お嬢”は、緊縛師の芙羽忍さん。芙羽さんが緊縛師になった経緯について「もともとは“女王様”の仕事をやっていて、“女王様”にはさまざまな技術が必要だった。その中でも緊縛が1番難しい。なので、師匠に教わりに行って、毎日毎日練習していたらいつの間にか(緊縛師に)なっていた」という。
緊縛師の仕事は、映画の監修やセクシービデオの収録現場で安全に縛るための“縛り係”、作家や漫画家へのアドバイスなど多岐にわたる。
さらに芙羽さんは、活動の一環としてイケメンを縛った写真集『緊縛男子』を出版。写真集のターゲットは8割女性だという。
写真集を見たオアシズ大久保も「いいね!」と感激。写真集をめくりながら「メガネがいい」と悶絶した。芙羽さんは「ただ女性はこういう本を見てあまり性的には興奮しない。うまい酒が飲める本として買っていただけたら」と思いを語った。
さらに、番組の中で劇団ひとりが「テレビ局の楽屋で“女王様”に緊縛されたことがある」と告白。劇団ひとりは「仕事で1回だけ緊縛されたことがある。1時間くらいかけて、めちゃくちゃ丁寧にやってくれた。最初の5分だけカメラを回して、『痛い痛い痛い!』みたいなリアクションを撮った」と話す。
収録が終わり、楽屋で“女王様”と2人っきりにされた劇団ひとり。もうカメラが入っていなかったため、リアクションをせずにいると、“女王様”にスイッチが入ってしまったという。劇団ひとりは「『お前、さっきあんな痛がってたじゃねえかよ』と言われて、体をつねられた。それを見て『ああ、この人は本当に仕事が好きでやってるんだなあ……』って」と当時を振り返った。
奥が深い緊縛の世界。素人から緊縛の技術を習得しようとした場合、芙羽さんによると「2年くらいは確実にかかる。私はおよそ10年かかった」という。
大久保が「女王様になったきっかけは?」と聞くと、芙羽さんは「高校生の時に読んだ小説で、いいなあと思っていた。そのまま想いを抱えていて、大人になった時にやろうと決意した」と回答。緊縛師になった芙羽さんは、現在はアーティストとしてショーへの出演や講習会の開催など華やかに活躍している。