11月17日、東京・テアトル新宿にて映画『銃』の初日舞台挨拶が行われ、村上虹郎、広瀬アリス、日南響子、リリー・フランキー、新垣里沙、岡山天音、後藤淳平(ジャルジャル)、原作者の中村文則氏、武正晴監督、奥山和由プロデューサーが登壇した。

舞台挨拶は「リリーさんがもうすぐ来るはず」と奥山プロデューサーがリリーの遅刻を暴露し、全員が不在のリリーをいじるところからスタート。開始から5分ほど経過し、拍手を浴びながら姿を現したリリーは「すいません、12時からだと思っていました」と弁明していた。
奥山プロデューサーは、原作の『銃』について「自分のバイブル」と言い切り、映画についても「誰一人欠けても出来ていない運命の作品」と自信のコメント。その原作者の中村氏は、恐縮しながらも、「お礼とお詫びを言いに来ました」とのこと。
主演の村上は、作品について「ニコチンとカフェイン」とひとことで表した後、「肉体的にも精神的にも中村文則ワールドで、蟻地獄のように引きずり込まれて、いつ抜け出せるのかと」とハードな役柄の撮影を振り返った。

そんな村上に対し、広瀬は「現場では怖かったですね。近くにはいたくなかった(笑)」と距離を置いていたそうで、その後の取材の場などで「本性というか、性格がしっかりわかった」という。
この日の村上の独特のファッションについても、「新宿で3時間で2回職務質問される」とリリーが表現。
ワンシーンのみの出演ながら舞台挨拶に登壇した後藤は、クランクイン前の本読みでの村上について「入り込んでいて、机バーン!と叩いたり、びびりながら、そのまま役をやらせていただきました」と怯えていた様子。村上から「『M-1』がんばって」と、12月2日に放送される『M-1グランプリ2018』へのエールも送られ、「関係ないわ!(笑)」とツッコむシーンも見られた。
リリーは最後に「こういう映画が日本でちゃんと作られていることがいい」と語り、村上についても「親のいいところだけもらったな」と絶賛していた。

映画『銃』は11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
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