15日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送された。

今回はゲストに、<株式会社ZOZO>からコミュニケーションデザイン室長の田端信太郎氏と、<NPO法人ほっとプラス>代表理事の藤田孝典氏が登場。2人は現在SNS上において、税制や雇用、賃金に関する問題で舌戦を繰り広げており、白黒つけるべく番組内で激論を交わした。
討論テーマが「ZOZO前澤社長の月旅行について」に移ると藤田氏は、月旅行に行くほどのお金があるのならば労働者に還元して欲しいと訴える。

これに田端氏は、社員に対しては5年前に比べて平均年収で24パーセントの賃上げをしており「それなりに報いてる」と主張。賃金を上げたうえで前澤氏に資産があるのは、株主が自由意思に基づいて株を買い、時価総額が上がったからだと説明しつつ「誰も騙しているわけでもないし、アンフェアなことをしているわけでもない」と反論した。
藤田氏は「月旅行も行って(労働者に)還元もするのが一番カッコいい」と最終的な意見を述べた。その後、視聴者投票によってこのテーマの是非を問うと、結果は「(労働者に)還元すべき」が18.8パーセント、「還元しなくていい」が81.2パーセントという大差の結果に。しかし藤田氏は「(還元すべきが)そんなにいるんだ?」と笑顔を浮かべる。

その様子が腑に落ちなったのか、竹山は「前澤社長が月旅行に行っちゃっていいよ、っていう人が81.2パーセントいるってことですね?」と確認すると、藤田氏は「そうですね。でも、これからひっくり返すために頑張ろうと思います」とポジティブに返した。さらに藤田氏は「(アンケートを)やってよかったですよ、ありがとうございます」と感謝すると竹山は苦笑いで、宿敵であるはずの田端氏も「ハート強えなあ、藤田さん」と感心していた。
なお番組を見ていた前澤社長はこの後Twitterで、「『月に行く金あるなら賃上げしろ』って言われると、お前に言われたくないわって思うけど、『月にも行って賃上げもして、どっちもするのがカッコいい』って言われると、それは確かにカッコいいよねと素直に思えるよね。より良い社会を目指すなら、人に対して敬意と思いやりを。」(前澤友作氏Twitterより)とコメントを残している。
(C)AbemaTV
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