天才との呼び声が高い声優・関智一(「ドラえもん」スネ夫役、「新世紀エヴァンゲリオン」鈴原トウジ役など)が、天才キャラは自分発信であることを明かした。「『天才なんだ』ってだまされて仕事が来たりする」とぶっちゃけた。
11月16日に生放送された「声優と夜あそび」は、ゲストがいなかったため、あえて金曜MCを務める関と木村昴(「ドラえもん」ジャイアン役、「ヒプノシスマイク」山田一郎役など)にフィーチャーした企画を行った。
木村の「関さんは、天才とかいろんなことを言われている」という言葉を受けて、関は、「人に言われているわけじゃなくて、自分で言っているんですよ」と強調。「誰も言ってくれないから、自分で『俺は天才だ』って言ってたら、天才キャラみたいになってきた」「山寺(宏一)さんとかは周りから言われているけど、俺は自分で言っているだけだから」と明かした。まんまと関の“演出”にはまる関係者もいるそうで、「『天才なんだ』ってだまされて仕事が来たりするから。『関さんに任せておけばいいんだ。じゃあ山寺さんダメだったから、関さんにしておこうか』って、おこぼれにあずかれる」とぶっちゃけた。
ひょうひょうとしていても、裏では努力していそうに見える雰囲気も演出によるものらしい。手ぶらで現場に行って台本に何もチェックを入れてなくても、周囲は「何もしていないわけがない」と好意的に受け止めてくれるそうだが、関は「していないんだよ」とあっけらかんと語った。
自分の真っ白な台本を見て驚く後輩に対して、「自分のセリフと他人のセリフを区切っちゃうと、もう芝居じゃない」など、もっともらしい説明を返して感心されることもあるそう。木村も、関に「家で練習してやるんじゃ発表会でしょ。芝居はセッションだから」と返されたというエピソードを披露して、「『この人、アフレコのことをジャズだと思っている! かっけー!』って。俺もああなりたいと思って、翌週、真っ白な台本で現場に行ったら、ちゃんと怒られました」と笑っていた。
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