元AKB西野未姫、角界のAKBオタクとの出会い明かす　「またいつか劇場公演の舞台に」と本音も

　2012年にアイドルグループ・AKB48に加入後、持ち前の明るいキャラクターとキレのあるダンスで活躍するも、2017年3月に突然の卒業宣言をした西野未姫。現在は「リアクション」に磨きをかけ、タレントとしての再起、新たな方向性を模索する日々を送っているという。

　14日にAbemaTVで放送された大相撲九州場所四日目に相撲ビギナーとしてゲスト出演した西野は、水を得た魚のように“のっけから”エンジン全開。そのハイテンションぶりに視聴者からは「声が松野明美で、身振り手振りが鈴木奈々」との声も上がるほどだった。聞けば西野は半年前から相撲にハマっている。そしてその理由は興味深いものだった。

　「半年ほど前、相撲ファンの方から川崎巡業のチケットを貰ったのがきっかけです。はじめて巡業に足を運んで、はじめてパッと目に飛び込んできたのが関脇の逸ノ城（湊）。当時は逸ノ城関が凄い力士だとは知らずに、227kgの巨体がトイレに入っていく姿が見えたので、思わずトイレからの“出待ち”をして写真を撮ってもらいました」

　実際に肌で感じた迫力に圧倒されて相撲への興味が増したことで、力士に対する見方も変化したというが、中でも好きな力士は前頭九枚目の琴奨菊（佐渡ヶ嶽）だという。

　「可愛らしい眉毛と笑顔が好きで……気になり始めたら体のフォルムはもちろん、後ろ姿を見るだけでキュンとするように。部屋に行く機会もあってさらに相撲が好きになりました。本場所の姿だけでは分からないことですが、部屋での力士たちの様子は純粋な相撲少年のよう。皆で朝早くから稽古して、ちゃんこ鍋食べて、ふざけ合って。そんな様子を見ていたら……」

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　お気に入りの部屋はもちろん、琴奨菊が在籍する佐渡ヶ嶽部屋。そのきっかけは同部屋に所属する幕下の力士で「AKBオタク」でもある琴翼との出会いだった。

　「私のツイッターをフォローしてコメントをくださったのがきっかけで見学へ行くことになりました。ただ稽古見学で佐渡ヶ嶽部屋に入った瞬間から、息を吸うのもはばかられるほどの緊張感。琴奨菊関からは笑顔も見られましたが、琴勇輝関のあまりの厳しさに眠気が吹き飛びました。当の琴翼は……やる気満々だったらしいのですが、琴勇輝関にしごかれて号泣していましたけどね（苦笑）」

　そんな西野に「もし、自分に四股名をつけるなら？」と聞いてみると、勝つに命で「勝命（しょうめい）」と間髪入れずに答えが返ってきた。その後、しばらく間を開けると「佐渡ヶ嶽部屋とのつながりもあるので、やっぱり琴勝命にします」と訂正した西野は「琴勇輝さんに一度、しごかれてみたいです。でも、琴翼のようには泣いたりしませんけどね」と毒舌ぶり健在もアピールした。

　AKB時代のファンとしては、今後の活動も気になるところだが、その点については「持ち前の明るさ、テンションの高さといった取り柄が生かせるので、台本と段取りのあるスタジオ収録よりは、何が起こるか分からないロケで活躍したいです」と西野。この日の放送では、視聴者から「声が松野明美、身振りが鈴木奈々」というコメントも寄せられていたが、そのことについては「これがありのままの姿。24時間、西野未姫です」と話し、あくまでも自分らしさを強調した。

　アイドル時代を経て、現在は「日々、『初めまして』だらけ。アイドル時代は劇場公演などある程度のルーティン活動でしたし、いつもメンバーに囲まれて安心感がありました。今は日々新しいことの連続。もちろん不安はありますが、グループに戻りたいとは思いません」と話したが、「ファンの前で歌ったり踊ったりすることが大好きなので、またいつか、劇場公演に出たいなと思うことはあります」と本音ものぞかせていた。

(C)AbemaTV