来年1月、新橋演舞場で行われる「初春歌舞伎公演」の制作発表会見が22日、都内で行われ、歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)、長女の麗禾ちゃん(7)、長男の勸玄くん(5)が登壇した。
今年1月、麗禾ちゃんは新橋演舞場で行われた『日本むかし話』で幼少の頃のかぐや姫役を演じ、勸玄くんも今年の7月、大歌舞伎で光源氏の幼少期「光る君」など3役を演じていた。
新橋演舞場での親子3人の共演は初となる。7歳となった長女・麗禾ちゃんと、市川宗家・名門成田屋の後継者となる勸玄くんは、声を揃えて「この度は、新橋演舞場に立たせていただきます。お願いします」とおよそ100人の報道陣の前で堂々と挨拶。
「(舞台に)立つのが楽しみ」と話す麗禾ちゃんは、記者から「勸玄くんと一緒に舞台に立つのはどうですか?」と聞かれると「ものすごくうれしい」と笑顔を見せ、同じく勸玄くんも「ものすごくうれしいです」とはにかんだ。
海老蔵は「本人(子ども)たちからしてみれば、私よりはやる気がある状態なのかなっていう感じですかね」と麗禾ちゃんと勸玄くんの様子について話し、「2人はなんとも思っていないかもしれませんが、親のほうは『ちょっと、どうするか』という状況。両方を見ないといけない。自分のこともやるわけですから。気の遣い方が、3倍ではなくて10倍くらいになる」と心配ごとを明かした。
母の麻央さんが亡くなっておよそ1年半。偉大な父・海老蔵について、麗禾ちゃんは「すごいと思います」と笑顔で褒め、勸玄くんは「頑張っていると思います」と労った。そんな2人は、成田屋に受け継がれてきた歌舞伎十八番の一つ『外郎売』の中の長台詞を披露。報道陣から拍手が巻き起こった。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)