累計発行部数800万部を超える青木琴美の純愛コミックを初実写化した、20歳まで生きられない心臓の病を抱える主人公・垣野内逞を野村周平が演じる来年1月スタートのドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系、土曜よる11時15分~)。
情報解禁用の写真撮影のためにキャストとスタッフが初めて集結した11月中旬――偶然にも同月14日が野村の25歳の誕生日ということで、サプライズを実施。逞を一途に愛するヒロイン・繭役の桜井日奈子とスタッフ陣が、野村の記念日を盛大に祝った様子が届けられた。
20歳まで生きられないという過酷な運命に立ち向かう主人公・逞(野村)が、大好きな幼なじみ・繭(桜井)と一緒に未来を信じたいと願う姿が描かれる同作。舞台の中心が高校ということで、宣伝用の広告写真(=ティザー)撮影は都内の学校施設で実施。淡い光が広がる教室の中で野村と桜井がキスを交わそうとするという、原作の表紙を再現したカットなどが撮られた。
全ての撮影が終了すると、桜井とスタッフ陣はさりげなさを装いながら野村を1人残して隣の教室に移動。「あれ、まだ撮影あるんだっけ?」と不思議に思いつつも1人で待機する野村のすぐ近くで、桜井も協力しながら急ピッチ&こっそりと教室の飾り付けが行われた。
そして、準備が整ったところで野村を呼び出し。何も知らずに入ってきた野村を桜井と全スタッフが「お誕生日おめでとうございま~す!」と叫びながら大きな拍手とともに出迎えると、野村は「え、まだクランクインまで1カ月あるのに! 今日まだティザー撮影だけだったのに(笑)!」と驚きながらも「ありがとうございます!」と感激した様子。また桜井から、ドラマの重要なキーワードの一つになっている“流れ星”型の巨大クッキーを渡されると「めっちゃすごいクッキーじゃない? 食べるのもったいないね! でも食べるけど!(笑)」と、さらに大喜び。加えてスタッフからは、野村の大好物だという梅干しもプレゼント。12年に一度しか作られない希少な梅干しということで包装もかなり厳重で、「全然、(梅干しに)たどり着かないんだけど(笑)」と包装を解く野村の様子を、桜井やスタッフ陣は温かく見つめていたようだ。
【野村周平 コメント】
皆さん、ありがとうございます! あの、(驚きすぎて)まだ素直に喜べていない自分がいるんですけど(笑)。家に帰ってクッキーと共に噛み締めようかなと思います。
撮影が本格的に始まるのは一カ月後ですけど、そのときにはガッツリと皆さん、撮影にのめり込んでいきましょう。ありがとうございます!!
■第1話あらすじ
18歳の垣野内逞(野村周平)は、写真館に来ていた。カメラを向ける店主に写真の用途を聞かれるが「何となく」と応え、満面の笑みでピースサインを出した――。
時は遡り、逞が8歳の頃。病院に入院している逞のそばにはいつも、同じ年の女の子・繭(桜井日奈子)がいた。ある日、病室を抜け出して訪れた夜の公園で、逞と繭は夜空を仰ぎながら結婚の約束を交わす。自分たちには未来があると信じて、疑わずに…。
それから7年後。15歳になった逞は、名門・私立紫堂高校に入学。新入生たちに向かって「学園生活をエンジョイしようぜ!」と叫ぶ生徒会長・鈴谷昂の挨拶に驚く逞だったが、次に新入生代表の挨拶で壇に上がった女子生徒の顔を見て、更に驚がくする。なんとその女子生徒は、かつて星空の下で結婚の約束をした、幼なじみの繭だったのだ! 全校生徒を前に壇上から大声で「この私から逃げようなんて百万年早いのよ! ぜっっったいに、逃さないからね!」と逞へ向け宣言する彼女は…誰よりも会うのを避けていた大切な初恋の人物なのだった。
隠れて猛勉強してまで自分を追いかけてきた繭に対し、逞は戸惑いを隠せない。泣かせたくない大事な女の子との関係を「せっかく終わりにするって決めたのに」。小さい頃に偶然聞いてしまった自分の命のタイムリミットについての記憶が、逞の頭の中でまたよみがえるが…。
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