主演・木村佳乃で40代男女の激しく濃厚なラブ・サスペンスを描いているドラマ『あなたには渡さない』(テレビ朝日系、土曜よる11時15分~)。同作のスピンオフドラマ『あいつには渡さない』がAbemaTVで12月1日(土)深夜0時05分から独占無料配信されることが決定した。
スピンオフドラマの主人公を演じるのは水野美紀と青柳翔。物語の結末に向けて重要な鍵をにぎる矢萩多衣(水野)と矢場俊介(青柳)の、本編では描かれない“もう一つの恋物語”とは。
■多衣と矢場はどうして恋人関係になったのか?
平凡な専業主婦だった通子(木村)の人生が、夫・旬平(萩原聖人)の愛人・多衣が突然目の前に現れたことで一変。旬平と多衣の婚姻届を担保に借りた6000万円で、倒産寸前だった料亭「花ずみ」の女将に就任。元夫となった旬平を板長として雇い、夫を奪った多衣とは時には激しくぶつかり合い、一方で時には共闘しながら、通子はいつしか強く、美しく、そして恐ろしく“変身”していく――。
スピンオフドラマで描かれるのは、そんな複雑な人間関係の中でも特に謎に包まれている多衣と「花ずみ」の板前・矢場の2人についての物語。この2人は、ドラマ前半では「花ずみ」を介して出会った顔見知り程度の関係だった。しかし、ドラマ後半で多衣と矢場の間にとんでもない事態が。このことが通子、旬平、また通子の幼なじみ・笠井芯太郎(田中哲司)との関係に大きな影響を与えることになる。
最初は、尊敬する板長・旬平(萩原聖人)の奥さんを奪ったにっくき女だと思っていた矢場の多衣への印象が、どんなきっかけでどのように変わっていくのか、そして最終的にはどんな関係へ発展していくのか…。妖艶な魅力を持つ年上女性と料理一筋の不器用な青年との恋模様をお楽しみに。
【水野美紀(矢萩多衣・役) コメント】
最近は放送後のスピンオフやチェーンストーリーなどが定着してきていますね。青柳さんとは初対面ですが、最初は役柄のせいもあり、無口な二枚目という印象でしたが、スピンオフの芝居を見て、あぁどちらかというと三枚目のキャラが得意な方なのだなと印象が変わりました。ひょうひょうと面白い芝居をされる方ですね。スピンオフではそんな彼の持ち味が存分に活かされていると感じます。監督は「往年のトレンディードラマみたいなイメージで」と言うので、芝居もそれを意識して、脳内で小田和正さんの曲を鳴らしながらやっています。
青柳さんが、ストーリー的に全く必要性が無い(と私は思う(笑))シャワーシーンにまで、張り切って挑んで下さっていますし、監督も本編の監督に負けないくらいの熱量でこだわりを発揮しているので、本編の雰囲気とはまた別の、少しライトタッチで面白いスピンオフに仕上がっていることと思います。
【青柳翔(矢場俊介・役) コメント】
台本を読んだら本編と違うテイストだったので、撮影に入るのをすごく楽しみにしていました。水野さんは本当に凛としていて堂々としていて、本当に素敵な女性だなと思います。
こちらは本編とはまた少し違うニュアンスで、もう少しライトな方向性になっています。1話では元カノがなぜか『花ずみ』に乗り込んできますし、なぜか僕が脱ぐシーンがありますし(笑)。くだらなくて笑える内容になっていると思いますし、本編で「どうしてこうなったのか?」と思うことがスピンオフである程度…いや、3分の1は解明されますので(笑)。ぜひドラマ本編と平行してスピンオフも楽しんで見ていただけますとうれしいです。
(C)AbemaTV