フリーアナウンサーでフランス在住の中村江里子が、2日に自身のアメブロを更新。パリのデモに直面し、涙したことを明かした。
![パリ在住の中村江里子、デモに直面し涙「正直・・・恐怖でした」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/d/4/724w/img_d4cbfb130fa4d2bfc72b7b6e3203bb22560829.jpg)
現在フランスでは「温暖化防止策としてガソリンなど燃料税を来年1月から引き上げる」という政府の方針に対する抗議デモが全国的に広がっている。12月1日にもフランス全土で大規模デモがあり約13万6000人が参加、治安部隊を含め260人以上の負傷者が出る事態となっていた。
中村は「予想外の大暴動が起きてしまいました」と残念そうにつづり、当時の状況を説明。自宅近くの大通りもいくつか封鎖され、息子の水泳の練習に付き添って外出した際には家族から「○○パン屋さんの前の車が燃やされている」「○○通りはアルコールを飲んだ人たちが沢山いるから・・避けるように」と徒歩5分圏内の場所に関する緊急メッセージが次々と送られてきたといい、この事態に中村は「涙が出てきました」と明かした。
自宅から徒歩2分の大通りでは車30台が燃やされたため、中村も車を自宅の敷地内に避難させたという。中村は「正直・・・恐怖でした。ヘリコプターは上空の低い位置で飛行していて、緊迫感を感じます。時々、家のなかにいても爆発音が聞こえます」と状況を説明。
テレビのライブ映像には「いつも通る通りの立ち並ぶお店のウインドウが割られ、車が燃やされ・・・」「「ここはパリなの?」と目を疑いたくなるような光景」が映し出されていたとつづった。安全を考え、子ども達もそれぞれの外出予定をキャンセルしたという。
ブログの最後で中村は、友人が送ってきたという22時半のシャンゼリゼ通りの写真を紹介し、「車も人もなく、静かなシャンゼリゼに戻っています」とコメント。「パリで何か起こると心配をして、皆さんメッセージをくださるので・・まずはご報告まで。本当に「大丈夫です!!」とは言い切れない緊張感や怖さはありましたが・・・今は静かです」と現状を説明した。
この投稿に「悲しみの中で、貴重なレポートをありがとうございました」「つらくて不安な想いをされましたね」「事情は存じていたつもりでいましたが、現実、凄まじい現状であることを理解し、悲しい気持ちでいっぱいです」「どうか、早く安心出来る日常が戻りますように。お祈りしています」などのコメントが寄せられている。