テレビ朝日で2001年4月から2008年9月まで放送された伝説の深夜バラエティー『虎の門』が、AbemaTVのバラステ枠(毎週日曜よる放送中)で復活。第7回の放送では、名物企画「しりとり竜王戦」のアップデート版「声優耳打ちしりとり」に挑戦した。
「声優耳打ちしりとり」では、お題に沿ったワードを芸人が考え、人気の声優さんが”萌え~”な声色や”子ども”の声色などで発表していく。いとうせいこう、勝俣州和、MEGUMIらが言葉のセンスとキャラのハマり具合で採点をし、“耳打ちしりとり王”を決定する。
ルールは、「ハマった!」が3点、「ちょいハマ」が1点、言葉の末尾に「ん」がついた場合はマイナス3点。1番手は挙手制で、時計回りで順番に披露していく。今回は、上位1名のみが決勝進出できる。
声優にはPile、三上枝織、高木友梨香、和氣あず未ら人気声優が出演。くじ引きの結果、予選Aブロックは板倉(インパルス)がPile、山根(アンガールズ)が三上、西澤(ダイアン)が和氣、加納(Aマッソ)が高木となった。
予選Aブロックは激戦の結果、アンガールズ・山根が決勝進出決定。MEGUMIから「ちょっとおバカキャラなのがいい」と高評価された「すすすす!すすすす!すーき!」という回答や「よろぴくぴくぴく!ぴくぴく!」など、リズミカルで可愛い表現が高得点を出した。
気になる後半の予選Bブロックでは、ダブルブッキング・川元文太から衝撃の回答が。予選Bブロックのしりとりは「キッズボイス」で「パワハラな言葉」がテーマ。くじ引きの結果、柴田(アンタッチャブル)がPile、岩尾(フットボールアワー)が三上、川元(ダブルブッキング)が和氣、飛永(ラバーガール)が高木とペアを組むことに。
最初は「君みたいな人を給料泥棒って言うんだよ」の「よ」からスタート。しかし、Aブロックの激戦を見ていたBブロックのメンバーからは誰も手が上がらない。柴田が「このまま上がらなければ……」と言いつつ、1番に手を上げた。柴田&Pileの「よく考えたら、チンパンジーの方が仕事できるな」に、せいこうは「ひどい!」と言いながらも「ハマった!」と採点。勝俣とMEGUMIも「ちょいハマ」と評価した。
岩尾&三上は「奈良判定くらいでごちゃごちゃ言うなよ」、川元&和氣は「400部これコピーしろよ、意味ねーけど」、飛永&高木は「ドイツ行ってなんか取引してこいよ」。ネタを披露したあと、冷え切った空気に居たたまれなくなった飛永は「ダメだとこんな空気になるんですね……」と頭を抱えた。
2巡目、柴田&Pileの「良い、悪い、良い、悪い、うーん…クビ!」には、全員「ハマった!」の札を上げた。MEGUMIは「この短さで掴みますね。素晴らしい」と絶賛した。
川元&和氣の「淀川の水、自分の舌で調査してこい」に、全員爆笑しながら審査員から「ハマった!」の札が上がった。飛永&高木の「芋虫食べて、レポートにまとめろ!」に、MEGUMIは「子どもっぽさもある」とコメントするものの札は「ちょいハマ」。勝俣から「飛永くんは優しいんだよ!」と人柄が回答に現れてしまっている点を指摘された。
岩尾&三上の「レッツ土下座!」には、全員「ハマった!」を上げながら爆笑。せいこうは「子どもが言っているのがいい。一応、一緒にやってくれるんだもんな」と絶賛した。
川元&和氣の「ざくざくケバブみたいにお前の心削ってやるからな!」には、「ひでぇな」と言いながらも全員爆笑していた。
Bブロックを振り返ったMEGUMIは「お題にどれくらい近い人間なのかが大切。その点、川元さんは素晴らしい」と絶賛。せいこうと勝俣も、川元のセンスを褒め称えた。川元と組んだ和氣が「普段からそういう(ブラックな)ことを考えているんですか?」と聞くと、川元は「はい」と即答した。
Bブロックは川元が圧勝し、決勝でアンガールズ山根と戦うことに。決勝進出者になった川元は「得意なお題でした」と余裕の表情を見せた。