2019年で20周年を迎える、お正月恒例のスペシャル番組『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系、1月2日よる6時30分)。とんねるずの石橋貴明と木梨憲武が、今回も各スポーツ界の旬の超豪華トップアスリートたちと激突する。
■錦織圭が2年ぶりの参戦
『テニス対決』では、今年ケガから復活した錦織圭が師匠の松岡修造と久しぶりのコンビを結成。悲願の初勝利を目指すとんねるずチームには、錦織の現コーチであるマイケル・チャンと、今年日本男子史上4人目のATPツアー優勝者となったダニエル太郎が助っ人として参戦する。
【石橋貴明コメント】
今日の試合はすごく短く感じました。途中、フラフラになりましたが(笑)。ダニエルが大活躍してくれて良かったです。修造の負けず嫌いなところも出ていましたね。すごい戦いでした…。ダニエルは…面白かったです(笑)、独特の間を持っているというか、リズムがちょっと違うというか。オレが何か言うと、変な間で「そういうこと考えちゃ駄目だよ」って返してくる(笑)。でも、この番組でまたきっと、ダニエルも人気が出ちゃうでしょうね。2011年に圭が来たときも、まだそんなにみんなに知られてはいなかったですからね。そこを「絶対に出てもらった方がいい!」ということで呼んだら、こんなに大スターになったので(笑)今回のテニス対決も、とにかく目が離せない展開です!
【木梨憲武コメント】
20年目に、ものすごい戦いが起きますよ!圭ちゃんがこの『スポーツ王』での対決に新しい形でチャレンジしてくれている、僕たちはその隙を狙いました。少しずつ(松岡)修造に近づいていると言いますか(笑)、年々お正月、そしてバラエティー番組に対応できるプレーヤーになってくれていて助かります!初登場のダニエルくんも戸惑いながらスタートしていましたが、最後はいい活躍をしてくれました。
【錦織圭コメント】
白熱しましたね。(とんねるずチームの助っ人が)マイケルとダニエルというとても強い2人で、ビックリしました(笑)。20周年という記念の年にまた対決ができるということで、今日は楽しみにしていました。あらためて振り返ってみると「8回も出てるんだ!?」というのが正直な感想。めちゃくちゃたくさん出てますね、僕(笑)。今年もまた参加出来てよかったです。今回の一番の見どころは後半での、とんねるずのお二人のナイスショットかなと思います。あと、僕も“バラエティー”を、かなり頑張りました(笑)。
■松山英樹&石川遼が初タッグ
『ゴルフ対決』では、これまで何度も番組を盛り上げてきた松山英樹&石川遼が初タッグ。日本が世界に誇る同い年コンビのプロゴルファー2人が、番組史上最強チームとなってとんねるずの前に立ちはだかる。一方、とんねるずチームには古閑美保と上田桃子が助っ人参戦。ゴルフ対決常連の2人が石橋と木梨のプレーをサポートする。
対決種目は【巨大風船割り対決】と【ホールインワン対決】の2つ。【巨大風船割り対決】では、目の前に設置された黄色・ピンク・赤・黒の3色の巨大風船に向かって一人ずつ、順番にショット。色によって獲得点数が異なり、最終的に合計得点が高いチームが勝利となる。ただし、黒の風船だけは<マイナス50P>。きちんと的を狙って打たないと、逆に不利になる仕組みだ。
【ホールインワン対決】は、先にホールインワンを決めたチームが勝利となる形式。とんねるずチームはグリーン上に設けられた6つのうちのどこかに、松山&石川チームは指定された1つのカップに入れることができれば勝ちとなる。
【石橋貴明コメント】
番組20周年ですが、毎年毎年やっていたものが、たまたま20年続いたというだけ。面白くなければ続けることはできないですから。その上で「あぁ、20回やったんだな」と。「最初はタイガー・ウッズが来てくれたな…」って、思い返しもしますけどね。その中でも今回のゴルフは、歴史に残る戦いでした。テレ朝がプロ2人を勝たせよう、勝たせようとしているところもありましたけど(笑)。すごかったですよ。終わった後、古閑美保からは「感動して涙が出そうだった」っていう感想にありましたから。みんなゾーンに入ってしまったんでしょうね。本当にすごかったです…!
【木梨憲武コメント】
36歳からこの『スポーツ王』が始まって、20年が経ちました。そりゃあ、ふくらはぎもつるわ!ってな話ですよ(笑)。アミノ酸とマッサージ、顆粒と点滴。こういうものを中心とした自分の体作りを通して、これからも『スポーツ王』に全てをぶつけていきたいです。ゴルフ対決での松山くんと石川くんのことは若い時から知っていますが、この番組での遊び方やプロの技術の見せ方というものが年々、素晴らしくなっているというか。制作者サイドの気持ちを汲みつつ、プロの意地もちゃんと見せようという、強い力を感じますね。まるで同じ作品を作っているような、一つのものに向かっているかのような戦いにも感じました。
【松山英樹コメント】
最初は初めて挑む風船割りに緊張していましたが、何回か打つうちに上手く調整をすることができました。遼とのタッグも、不思議と初めてという感じがしなかったですね。自然とチームになることができました。とんねるずのお二人は本当に気さくで、僕のこともよく気にかけてくださって嬉しいです。20周年ということで、なかなか僕もバラエティー番組に出られる機会がないですけど、こういう節目の回に一緒に出られて大変光栄です。
【石川遼コメント】
(松山との初タッグは)楽しかったです。英樹の技術の高さも見られましたし。「ちょっとこういう球で攻めてみたら?」という話をすると、本当に1発で1m四方のところに落とせるんです。そういう技術を持っているところは、やはり近くにいて刺激になりましたね。英樹もゴルフがすごく好きで、探究心もすごい。ほかの人が考えないところまで深く考える人なんですよね。ただ、それをあまり周りに言わないだけで。そういう話をこういう場でチラッとでもできると、すごく勉強になります。例えば今日のホールインワン対決でも英樹は3本のクラブで狙っていたんです。僕は1本のクラブでしか狙っていなかったんですけど、どのクラブでもコントールをしてきちんと置くことができる。その技術と引き出しはすごいなって思いました。
この番組に呼んでいただくということがすごくうれしいことです。僕も本当に昔からいち視聴者として大変楽しく見させていただいていました。20周年は本当にすごいことだなと思います。タカさんは野球、ノリさんはサッカー、そしてテニスや卓球もされていて。全てのスポーツにおける選手と競技の価値を高めてくださっているので、スポーツ選手としては非常にありがたいことですね。
■長谷部誠&堂安律の新旧日本代表コンビとPK対決
『サッカー対決』では、木梨とゴン中山こと中山雅史が、ロシアW杯でキャプテンとして日本をベスト16に導き、代表引退を表明した長谷部誠と新生・日本代表チームの若きエース堂安律の“新旧日本代表”とPKで対決する。
長谷部と入れ違いに堂安が日本代表デビューを果たしたため、この収録で初対面を果たしたという長谷部と堂安。堂安に会えるのを楽しみしていたという長谷部だが、年の差14歳のコンビの空気感は? そして、両チームともに“世界最大”身長210センチのドイツ人ゴールキーパーがゴールを守る。
【木梨憲武コメント】
長谷部くんは僕のアドリブをワザともう一度、繰り返して、こすりながらもそこをワザとやってくれました。暗黙に、なんの打ち合わせもなくやってくれるんです。普通だったら勝ちにこだわりすぎたり、スッとやったら面白くないんじゃないかとか思ってしまうと思うのに。うれしい限りです。
【長谷部誠コメント】
今回もまたドイツまで来てくださって、かなり楽しい戦いになりました。堂安という若い力も今回は加わっているので、見どころたくさんの戦いになっていると思いますね。とにかくノリさんとゴンさんの「リベンジしたい!」という気持ちが強いので、ぜひ、その情熱を見てほしいです。
【堂安律コメント】
初スポーツ王、楽しかったです。光栄でした。これからの人生の思い出に残る収録になりました。木梨さんや中山さんは喋りのプロだなと思いましたし、僕の話をなんでも笑いにうまく変えてくれるのですごいなと思いました。僕も同じくらいサッカーの世界で偉大にならないといけないなと思いましたね。長谷部さんもイメージ通りの方でした。優しい雰囲気が出ていて、日本代表でキャプテンをされていた理由が分かりました。若い選手でも話をしやすいですし、「あの人の言うことなら聞こう」と思えるような方なんだなと思いました。
自分的な見どころは、やっぱりキック。いろんな種類の蹴り分けをしたので、そこに注目していただきたいです。あとは、僕のメンタルを(笑)。今回の対決を通して、率直に「サッカーってこうあるべきだな」と思いました。サッカーって、いくつになっても楽しいスポーツだと思います。もちろん勝利が一番ですけど、根っこの部分でこの「楽しい」という感情を忘れちゃ駄目だなって感じました。
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