3人目のライダーはウォズだった！俳優初挑戦・渡邊圭祐「台本で知りました」／「仮面ライダージオウ」インタビュー | エンタメ総合 | ABEMA TIMES

　平成最後の仮面ライダーとしてスタートし、歴代平成ライダーも登場することから、幅広い年齢層に支持されている「仮面ライダージオウ」。ここまで主人公・常磐ソウゴが変身する仮面ライダージオウ、明光院ゲイツが変身する仮面ライダーゲイツと、2人のライダーが活躍していたが、ついに“3人目のライダー”が登場する。それは、なんと50年後の未来から来た謎の予言者・ウォズだった！　ウォズ役の俳優・渡邊圭祐に放送開始からライダーになるまでの話を聞いた。

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――渡邊さんとしては、俳優初挑戦が「仮面ライダージオウ」だとお聞きしました。

渡邊　お芝居はこれが初めてです。仙台でモデルをやらせてもらっていたんですが、ずっと東京でやりたいとは思っていて。事務所を移った後に、初めて受けたオーディションで、ウォズ役になれました。

――オーディション初で、いきなり合格だったんですね。

渡邊　完全に初ですね（笑）何も分からず、オーディションの空気感をつかめればいいなと（ボクシングの）スパーリング的なものだったんですけど、気づいたら試合に出てました。

――何役が希望だったんですか？

渡邊　後で知ったんですが、オーディションのときは何役かは決まってなかったんですよ。普通の高校生役でも、未来人のレジスタンス役でもなかったみたいです。それでも番組プロデューサーの方々が「また会いたい」と思ってくださったみたいで、残っていたみたいです。その後に「ウォズ」というのものが生まれた時に「あ、彼だ」ということになったそうです。

――渡邊さんがいたから、ウォズも生まれたんですね。

渡邊　ピースにはまるのではなく、新しく出来たんですよね。決まった時はすごくうれしかったです。クランクインする3日前まで、仙台の古着屋さんで服売ってましたから、バタバタでしたね。3年間くらい、ずっと東京に行きたいと言い続けても、なかなか行けなくて。それが今回、急に決まって。その時期は、今より忙しかったかもしれないですね。

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――「仮面ライダージオウ」は放送開始から3カ月が経ちました。演じてみた感想はいかがですか。

渡邊　最初の方は台本を覚えるのに一生懸命で、覚えたことをただ披露していただけでしたけど、最近は自分の中で砕いてから言えるようになってきたので、芝居の楽しさを感じています。

――仮面ライダーといえば「電王」で主演した佐藤健さんは事務所の先輩になりますね。

渡邊　会えたら、ライダーの話をぜひしたいです。参考になることしかないというか、勉強することばかりになると思いますけど。

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――ウォズはソウゴをサポートし、ストーリーテーラーのような役回りでしたが、なんと3人目のライダーになりました。決まった時のことを教えてください。

渡邊　実は台本を見て知ったんですよ（笑）なんとなく、ぼんやりと「ライダーになるんじゃないの？」みたいなことを言われていたんですが。17話の台本を見て「あ、おれ、なってるわ！」と思いましたよ。そこからみんなが「やったじゃん！」とか言ってくれるのかと思っていたら、特に何もなく、ぬるっと全てが進んで行きましたね（笑）でも、ウォズが決まった時よりも、その時の方がうれしかったかもしれないですね。仮面ライダーというものが理解できた後だったので。ライダーになれるのは、冥利につきるというか、変身できるのがうれしかったです。

――変身ポーズは自分なりにアレンジしましたか？

渡邊　これもまた、ふわふわしてまして（笑）現場のアクション監督さんから、ひそひそ声で「こんな感じで考えている」って言われたくらいで、気づいたらもう撮影してましたよ。ソウゴとゲイツは、部屋でしっかりと教えてもらっていたから、自分もいつか個室で教えてもらえるのかなと思ったら「家で練習してきて」と言われただけで。いつも僕はふわふわしてるんですよ（笑）まあ、ウォズもつかみどころがない感じですからね。

――テレビと映画で演じ分けた部分はありますか？

渡邊　もともとウォズの動きが大きいので、僕は違いを全く感じなかったですね。ただ、ウォズのプライドというか、勝手に目立ってやろうみたいのはありました。これまでも口上を言っている時とか、基本的にジオウの変身シーンとかぶるので、あんまり目立たないんですが、なんとか注目される動きをしてやろうと思ってますね。

――最後に映画の見どころをお願いします。

渡邊　今回の映画は、テレビの「仮面ライダージオウ」を見ていない人でも楽しめるのが一番のポイントだと思います。テレビ版も、途中から見ても、過去のライダーが出てきて懐かしく楽しめるようになっていますが、映画はよりその部分が強くやっています。（前作の）仮面ライダービルドが終わった後、ファンの方が「ビルドロス」になったってよく聞くんですが、この映画を見てビルドロスの人たち全員を「くっ！」とジオウに持ってきたいですね。