AbemaTV(アベマTV)で『三ツ矢雄二と関智一の人気声優にお願い!ランキング #2』が放送され、番組総合プロデューサーに声優の三ツ矢雄二と関智一、ゲストには豊永利行が登場し、トークを繰り広げた。
今年10月からテレビ朝日系にて放送中の当番組では、2019年4月6日(土)市川市文化会館(千葉県市川市大和田1-1-5)にて、番組主催による声優ファンに贈る感謝祭イベントの開催が決定。昼は「関智一プロデュース」、夜は「三ツ矢雄二プロデュース」と2公演を予定している(チケット先行〔抽選〕受付中 ※詳しくは番組HPへ)。「ぜひこのイベントに出てもらいたい!」という人気声優をプロデューサーである三ツ矢と関がキャスティング交渉し、あの手この手で口説いていく。
イベント総合プロデューサーには、『タッチ』の上杉達也役でお馴染みの三ツ矢雄二と、『ドラえもん』のスネ夫役で人気の関智一が就任。2人が番組MCを務め、第一線で活躍する声優をゲストに招き人気声優のキャラクターを深掘りトーク、最終的に人気声優を口説いてイベントへの出演をオファーする。
今回のゲストには、アニメ『ユーリ!!! on ICE』の勝生勇利役などを演じる人気声優・豊永利行が登場。番組では、アニメファンに聞いた「豊永利行にやって欲しいこと」をランキングで紹介し、豊永がさまざまな“無茶ぶり”に挑戦。さらにアニメ『ユーリ!!! on ICE』のオーディション裏話を語った。
ファンに聞いた「豊永利行にやって欲しいこと」の第3位は「ミュージカルを“即興”でやってほしい!」。現在は声優を中心に活躍している豊永だが、もともとはミュージカル『テニスの王子様』などに出演するミュージカル俳優として活動しており、演技力・歌唱力はファンに“神”と崇められるほど。
最初からフルスロットルな無茶ぶりに戸惑いながらも、三ツ矢とともに即興ミュージカルをやりきった豊永。関から感想を求められた三ツ矢は「考えながら一生懸命やっている。その一生懸命さ加減に涙が出そうでした」と豊永の真面目さを絶賛した。
豊永にやってほしいこと第2位は「声の使い分けが見たい!」。アニメ、ゲーム、ドラマCDなど、さまざまな役柄をこなしている豊永。今年だけでもアニメ『Free!-Dive to the Future-』の椎名旭役、スター育成ゲーム『オンエア!』の輝埼蛍役、恋愛アプリゲーム『エフェメラル』のナツメ役など幅広い役柄を演じている。
今回は“カメレオン声優”と呼ばれている豊永の役の変化を連続で見せてもらうことに。用意されたお題は「失恋した女性を励ます一言」。お題に沿ったセリフをそれぞれ“インテリ風”、“パリピ風”で披露した。
最初に“インテリ風”を披露することになった豊永。後ろ姿からスタートし、振り向きざまに「なんだね?」と第一声を発し「どうしたのかね。フラれた? 誰にだね」と冷静な口調で“インテリ”を演じた。豊永が「その前にまず、君は円周率を言えるかね?」と眼鏡をクイッと上げると、スタジオに笑いが起こった。
続いては“パリピ風”。“パリピメガネ”をかけた豊永は「へ~い! 落ち込んでんじゃないよ~! そういうときはマジでテンアゲ! マジ卍~!」と先ほどとは打って変わって陽気に“パリピ”を演じた。
番組の中でファンから豊永に「声優としての苦労話が聞きたい!」という質問が寄せられると、豊永は「最近だと『ユーリ!!! on ICE』っていう、フィギュアスケートのアニメ作品なんですけど……僕、実はちょうどそのとき、お芝居のことに関して悩んでいた時期だったんです」と告白。
「平面上に声を乗せることで、乗せ方のアプローチを現実的にできないか、リアルにできないかと悩んでいた」と明かした豊永は「チャレンジだなと思って、アニメに乗らないかもしれないっていうぐらい、普通にしゃべるようなしゃべり方をして(『ユーリ!!! on ICE』の)オーディションをやらせてもらったんですよ」とオーディション裏話を語った。
その結果、見事、主役をつかみ取った豊永。「『“勝生勇利”というキャラクターが現実世界でもいるんじゃないか』って思わせられるぐらいリアル感を追求しよう、というところで、アニメーションの中にあるリアリティみたいなものを一つ学べたかなと」と振り返った。豊永の話を聞いた三ツ矢は「それはすごく大切なこと」と深くうなずいた。