10日、大みそかにテレビ朝日系にて放送される大型バラエティー特番『よゐこの無人島0円生活』の記者会見が行われ、お笑いコンビ・よゐこ、ブリリアンのコージとダイキが登壇した。
31日の大みそか・夜6時から年をまたいでの6時間半スペシャルとなった今回の『無人島0円生活』。地上波だけでなく、世界初となるYouTube同時生配信も行われる。
まず会見に登場したのはよゐこの二人とテレビ朝日・田畑祐一アナウンサー。11年前にも大みそかに放送された『無人島0円生活』。会見では11年前もロケに同行したという田畑アナが「11年前は年を越せなくて、その後のクイズ番組にお邪魔するという形でした」と振り返った。
今年の無人島ロケにも同行することが決まった田畑アナは、アナウンス部の中で一番先輩だという。「本当は若い者に任せたい。でも(よゐこの)二人の面倒を見るのは私じゃないとダメだということで」と意気込み、漁船に取り残された11年前を振り返った。
テレビ朝日系地上波にて全国放送され、同時に無人島からYouTubeで生解説するという、世界初となった今回の試み。よゐこの対戦相手には、霊長類最強の吉田沙保里&ブリリアン、昨年『無人島76時間0円生活』で話題になったナスDと、三つ巴の戦いになる。
よゐこVS吉田沙保里(with B)VSナスD、三つ巴の大みそかに!
よゐこに続き、吉田沙保里のパネルを持って登場したブリリアンは、まずコージから「ちゃんと僕らがしゃべって動いてますので」と意気込み。ダイキが「いつもはブルゾンさんをサポートするような形ですが、今回は吉田沙保里さんをサポートさせていただく……」と話すと「やっぱりサポート!」と濱口からツッコミが。ブリリアンはあの手この手で、吉田をサポートするという。
さらに、会見に来られなかった吉田からVTRでメッセージが。吉田から「(『無人島0円生活』は)ちょこっと見たことある。勝負になったら勝ちにこだわりたい。たくさんの方に大みそかに見てもらえるように。すべて勝ちたいです」と熱い声が届いた。
いよいよ最後の対戦相手、ナスDが登場すると思いきや……現れたのは、ナスDのパネルを持ったスタッフ。昨年の無人島生活でナスDに敗北したよゐこ・濱口は「お前もパネルかーーーー!」と怒り。吉田に続き、ナスDのパネルが会見のステージに設置された。
しかし、会見に来られなかったナスDからも、会場にVTRが届いているという。ヒマラヤ山脈でロケをしていたナスDに、スタッフから「吉田沙保里さんに交渉しているけど、もし出られなかったらナスDも出てくれないか」という出演交渉依頼が。ちなみに、この時点では吉田の出演が確定していなかった。
大みそかの夜といえば、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の笑ってはいけないシリーズやNHK紅白歌合戦などが盛り上がる時間。ナスDは「一番裏番組が強いところじゃん」と指摘し、「今ヒマラヤに僕いるんですけどね、14日もかけてここにきましたけど、標高5000mくらいの山を4つか5つ越えて、ディレクターも意識を失いかけて……マジやばいやつだった。一緒に来てくれてる“シェルパ”(エベレスト案内人)の2人も『死ぬ』って言ってた」とコメント。
日本に戻るには最短で14日かかるというナスD。「明日(山を)降りるのは厳しいので、明後日ね」と約束。高所の酸素が薄い場所にもかかわらず、電話先で早口で話すナスDは「酸素がなくて苦しい。気絶しそうな中で話してるからね」とコメント。「ヒマラヤ山脈を降りて、すぐ海に潜ったらどうなるか。日本に帰ってダイレクトに無人島いきましょう。しゃべっているのが、すでに(酸欠で)トレーニングになっていますから。後輩にお願いされたらやりますよ。あ、屁でた。体調はめちゃくちゃ良いです。去年よりも仕上がりがいい」と体力に自信を見せた。
続けて「生意気ながら一言。今年の僕は強いですよ。マイナス10度の中で高所トレーニングしてますから。死ぬかもしれない。ヒマラヤから無人島に直行して、その標高差わかりますか?」と話し続け、前半のVTRが終了。
因縁の相手を見た濱口が「吉田沙保里さんより動画が長い! 切りどころ5~6か所くらいあったよ」とツッコミ。ナスDが見せた、去年よりも仕上がりがいいという自信に、濱口は「ディレクターが一人倒れて。すごいね、温度は伝わるね。僕らは真っ向勝負しても勝てないんで、人脈を使います。無人島に使える芸能人をいっぱい呼びます。よゐこの後ろにはたくさん芸能人がいるんで。みんなでナスDぶっ潰します」と宣言。相方の有野が「真っ向じゃない!」とツッコミを入れ、笑いを誘った。
吉田沙保里の助っ人であるブリリアンに「5人は用意します!」と挑戦状を叩きつけたよゐこ。「ナスDに恨みがある人をしっかり集めて決起集会した」といい、濱口は「だいたいフロアで片膝ついてるスタッフたちと制作的にもぶっ潰そうと思っています」と闘志を燃やした。
まさかの“助っ人対決”にブリリアン・コージも「そっちに負けないようにしないと」と意気込み。コージは「僕たちはテーマを“いのちだいじに”と決めました。無人島を乗り切るには、ボスである吉田沙保里の命を守る。僕たちは命が削れてもいいと思っている」と明かした。
ここでナスDの後半のVTRが流れ「(水中で)モリを使うのは1発しか使わない。……10発にしておきます」と宣言したナスD。「衝撃映像がなきゃ放送する意味がない。去年のアジアコショウダイの倍。150kg以上の大物にいきたい。僕の場合、楽しく普通に過ごしちゃったら終わりなんですよ」と発言。そして、最後のVTRにはサメのような魚の映像が……。
会見、出演者におじさんが多いことに気づいた濱口が「おじさんばっかり。せっかくなので、女子アナも誘いません?」というと、会場に「女子アナも募集中」のフリップが登場。「寒さに強い方。できれば潜れたり、料理できたりする人」を募集するという。
長年テレビ朝日のアナウンス部に所属する田畑アナが「ガッツのある子はいますけど……スケジュール的に受けるって子はいないと思いますよ」と意見すると、濱口は「さっき堂ちゃん(堂 真理子アナ)に会ったよ。『無人島に行かない?』って聞いたら、『私行っていいんですか』って言ってた」とコメント。田畑アナは「確約はしませんよ。テレビ朝日的に大丈夫なんでしょうか?」と困惑。
記者から「裏番組の“ガキ使”などと激戦が予想されますが?」という質問が飛ぶと、濱口は「11年ぶりにこの大みそかの枠で放送をさせていただけるので、大みそかをぶっ潰しますよ。ん? 大みそかを潰すってなんだ?」と回答。有野が「裏番組をぶっ潰すってこと?」と合いの手を入れると、田畑アナから「11年前の放送では、視聴率が11.8%くらいで……大みそかで最高視聴率だったそうですよ」という声が。濱口が「なんで11年間ほっといたんや!」と怒りをあらわにするも、田畑アナから「次の目標は12%ぐらいが……」という提案が寄せられた。
その他「相方以外と無人島に行けるなら誰?」という質問が出ると、有野は「南明奈さんと行きたい」と回答。濱口が「なんでウチの奥さんを(海に)潜らすねん!」とツッコミを入れた。そんな有野に対し、濱口は「俺は有野の娘を連れて行きます。一流のライバーに育てたい」と回答し、笑いを誘った。ブリリアンの二人は「ブルゾンさんを招待したい」と回答。濱口から「断られるかもよ?」とツッコミを入れられ、会場に笑いの声が響いた。
結婚して初の『無人島0円生活』になる濱口。濱口は「守るものができた。できて強くなったのか。見て欲しい。奥さんからは『また無人島?』って言われました。慣れっ子ですね。仮で3日とか4日とかスケジュール抑えれられてる時は無人島なんだなって。『もう歳なんだからやめときなよ』ってない」と意気込み。一方、相方の有野は「ウチは言われます……」と苦笑いだった。
番組は、12月31日の夜6時からテレビ朝日系地上波、生実況解説は夕方5時からYouTubeチャンネル『ナスDの大冒険』にて放送。史上初、世界初の地上波ダブルスクリーン放送となる。