13日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』に出演した憲法学者の木村草太・首都大学東京教授が、「憲法改正して、高等教育まで無償化しようとしているが、この政策はどこから出てきたのか」と橋下氏に尋ねた。
橋下氏はこれに対し「家にお金が無いから」と大学を諦める子たちもいるが、それは違うと思う。もちろん試験はありだけど、教育は親の経済力に関係なく平等にしてあげたいと思った。社会人になって大学に入り直した場合も無償にしたい」と回答。
その上で「僕が言っている税負担化というのは、今は学生数に応じて学校に配分している１兆円くらいのお金を、生徒の方に渡す"バウチャー"にするということ。学生が授業を評価するのはもちろん、生徒を集めないことにはお金も集まらない仕組みにして評価するようにすればいい。そうすると、"学生ウケする授業ばかりになる"という人もいるが、チェックする方法としては生徒の評価しかないと思う。そのかわり大学は入学試験や卒業試験を厳しくするとか、いろいろ考えてくれればいい。単に無料にするという話ではなく、これがワンセットだ。だと思っている」。
木村草太氏は「高等教育を無償化するのには３兆円くらいかかると言われている。これはだいたい消費税の１%分にあたるのが、もし憲法改正の国民投票で、消費税１％増税だけどどうですか？と聞いて勝てるのかどうかは興味深い」とコメント。
橋下氏は「子どもが産まれてから、保育園、幼稚園、小学校、中学校も全部無償にするなら２%。とにかく大きな方向性を示すのが政治家の役割。"日本は子どもを産んでから大学まで全部無償だ！"という強烈なメッセージを出すことが少子化対策になるのに、そういうことを言わない。僕は今度の２%の増税分も全部そっちにぶち当てたらいいと思っている」と訴えていた。（AbemaTV／『NewsBAR橋下』より）
▶橋下氏と木村草太氏のトークの模様は期間限定で無料配信中
この記事の画像一覧
