“通っていた学校に変な校則があった。”そんな質問に、AbemaTV『NewsBAR橋下』にゲスト出演した憲法学者の木村草太・首都大学東京教授が回答した。
「"バイク止める場所がないので敷地内には入らないでください"というようなのは施設管理権の行使だが、"校則に従わなければいけない"という法律はない。だから例えば"髪の毛を黒にしましょう"みたいなの校則に対して無視しろとは言わないが、"法的根拠はなんですか?"と聞けばいい。法的根拠が説明できなかったらただのポエムでしょう」とキッパリ。
MCのサバンナ高橋茂雄に、自身について尋ねられると「8時20分からのホームルームまでに行けばいいはずなのに、それより前の合唱の朝練に来いと言われたことがあった。その根拠はなんだと聞いたことがある(笑)。自分の子どもにも、従わなきゃいけないことと従わなくていいことがあるので、嫌なことがあったら相談をしてくれと言っている。なにか不本意なことがあれば、電話して"法的根拠はなんですか"と(笑)」と回答。
実際、長女に小学校で行われている朝の朗読を聞きたくないと相談されたため、電話したこともあるという。「"強制です"って言うし、争っても聞いてくれなかった。ありえんと思ったけど、自分でもボランティアとして本を読みに行くようにした。でも、そこで子どもたちと作った話をした。こないだは、副校長先生をプールに突き落としたら女神が現れて"あなたが落としたのは金の副校長先生ですか、銀の副校長先生ですか"と尋ねたという話を(笑)。そうしたら、校長先生に"ちょっと待ってください。本気にされたらどうするんですか"と言われた。この歳になって校長室に呼び出しですよ(笑)」。
木村氏のエピソードを受け、橋下徹氏も「僕も法律家だから、どうしても色々なことが気になる。めんどくさいお父さん。知事の経験もあるし言わずに我慢してたけど(笑)」と賛同。
「最近では子どもたちが教科書を学校に置いておくことができない。だからかばんがめちゃくちゃ重い。うちの子も"やっぱりおかしい。学校に置きたいけど、先生に聞いたらダメだ言われた"と言ってきた。でも、僕が学校に言ってしまうと騒ぎになるから、まずはクラスで署名集め、それを隣のクラス、他の学年と広げて、次に執行部作って代表者になり、先生に交渉しろと。みんなの署名を背負って交渉だ!と政治手法を教えた。子どもも考えてはいたけど、"そこまでやらなくていいかな"って(笑)」。(AbemaTV/『NewsBAR橋下』より)








