俳優の田中圭が24時間生出演する特別番組『田中圭24時間テレビ』が12月16日、AbemaTVにて放送され、番組終了直後に行われた囲み取材に田中圭が登場。前代未聞の企画を終えた心境を語った。

『田中圭24時間テレビ』は田中圭が本人役として出演し、24時間の生放送の間に様々なゲストを迎え、1本のドラマをつくりあげていく「24時間耐久ドラマ制作」に挑戦する番組。編集作業の都合により、放送時間が予定より50分延長されたものの、ドラマ『くちびるWANTED』は無事完成した。
生放送中に撮影し、編集されたシーン1からシーン23までが一挙放送された後、一発生放送のラストシーンでは長台詞も披露され、『くちびるWANTED』は幕を閉じた。
ドラマのストーリーは、「田中圭とキスした女性には1億円」という情報がネットでまたたく間に拡散され、田中圭の唇が様々な女性から狙われるというもの。ドラマ『おっさんズラブ』(テレビ朝日系)で共演した吉田鋼太郎とのシーンからスタートし、総勢30名以上の豪華ゲストが登場した。
生放送を終えた現在の心境を問われると、田中は「終わるものだなと。昨日の深夜12、1時ぐらいでもうヘロヘロで、終わるのかなと思っていましたけど、終わりました」と安堵の表情。さらに「すごくしんどかったけど、意味のある時間を共有できたと思いますし、スタッフさんが事前に準備してくれなかったら無理でした。色々な現場でお会いしたことのある腕利きの人たちが集まってできた企画だったんだなと。500人のスタッフ、キャストの皆さんの大将として、(鈴木)おさむさんや皆さんとこの企画をつくれたことは誇りに思いました」と、胸を張った。

だが、意外にも「達成感はあまりないんですけど」とのこと。エンディングで親友の鈴之助が号泣したことに触れ、「僕の中では最後が衝撃的。泣くの早くね?みたいな。動揺を隠せないまま終わったっていう(笑)」と笑った。
大変だったことについては「寝れないこと」と答えた後、「常にカメラがいるっていうのがすごいストレスになるんだなと…。休憩時間ないですし、ご飯食べる時間も」と苦労を吐露。「実はチューしたかったゲストは?」との質問には「いやいや、いないです」と首を振った直後に「それはもう、どんぐりさんで」と付け加え、報道陣の笑いを誘った。
帰宅して最初にしたいことを聞かれると、「とりあえず風呂入って、寝たいと言いたいんですけど、家に帰ると何人か集まっているので『どうだった?』って聞いて。僕自身、何一つ見ていないので、ちょっと落ち着いてから見直したいと思います」と語った。
その後、田中は清々しい笑顔で「ありがとうございました!お疲れ様でした」と報道陣に挨拶し、取材会場を後にした。




テキスト:水野梨香
写真:野原誠治
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