
毎年多くの“忍者”が全国に誕生しているという、甲賀流忍者検定。実際に検定を受け、合格すると何が得られるのだろうか。
テレビ朝日で2001年4月から2008年9月まで放送された伝説の深夜バラエティー『虎の門』が、AbemaTVのバラステ枠(毎週日曜よる放送中)で復活。第7回の放送では、芸人たちが登場し、超マニアックな知識を熱くプレゼンする企画「マニアックティーチャー」を放送した。


お笑いコンビ「あかね」のともみは、忍者漫画の『NARUTO -ナルト-』が好きすぎて、実際に忍者になった、リアル“忍者芸人”だ。
「僕は『甲賀流忍者検定』を取得しました。取得すると『甲賀流忍者検定合格証明書』をもらえて、『忍者と名乗っていいですよ』と言われる。検定には初級・中級・上級の3つがある。僕は初級に合格していて、忍者とお笑い芸人、両方名乗らせてもらっています」
2年後には絶対に上級を取ることを目標にしているともみ。忍術についてこう語る。
「実際の忍者について絶対に知っていただきたいことがあります。忍者というのは、基本的には戦わないんです。相手をやっつけるために忍術を使うのではなく、情報を安全に持ち帰るために使う。なので、忍者は『逃げる』『隠れる』『騙す』の3つが基本です」
実際にともみが持参した筆記試験会場の様子を見ると、忍者の衣装を身にまとった多くの受験生で埋まっていた。初級を受けたともみによると、筆記試験は選択問題50問を30分以内に回答する必要があるという。その後、実技試験が行われ、吹き矢と手裏剣投げの総合点を競い合う。最後に待つのはコスプレ審査(初級のみ)だ。
「衣装は1000円で借りられるので、ほとんどの人はレンタル衣装ですが、衣装を持参する人もいます。僕は自前で1万円かけて用意しました。初級はコスプレ審査があるので、自前の衣装の人は、点数を付けてもらえる。レンタル衣装の場合はゼロ点です。僕は昨年、この衣装で『コスプレ大賞』をいただき、甲賀忍者発祥の地である滋賀県の特産物を大量にいただいて帰りました」
奥が深い忍びの世界。「甲賀流忍者検定」の過去の受験状況や、今後の開催情報は公式Webサイト等で確認可能だ。



