佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、豊川悦司、長谷川博己ら超豪華キャストが集結した映画『サムライマラソン』(2019年2月22日公開)より場面写真が解禁となった。
土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』(ハルキ文庫)を実写化した本作は、日本におけるマラソンの発祥と言われる「安政遠足」をモチーフにした歴史エンタテインメント。時は幕末、迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明は藩士を鍛えるため、十五里(約58km)の山道を走る遠足(とおあし)を開催する。勝てばどんな望みも叶えられるという夢のような大会のはずが、とある行き違いにより幕府への反逆とみなされ、藩士不在の城に安中藩とり潰しを狙う刺客が送り込まれてしまう。ただ一人、迫る危機を知った男は、計画を食い止めるため、走り出す─。
主演の佐藤健が演じるのは、平凡な侍の姿を借りて幕府のスパイとして藩に潜入する忍び・唐沢甚内(からさわ・じんない)。遠足に参加し、やがて藩の存亡をかけた戦いへと身を投じていく役どころだ。小松菜奈が演じる雪姫(ゆきひめ)は、父である勝明に反発し藩を抜け出そうと、男装して遠足に参加する“じゃじゃ馬姫”。劇中では、姫らしく優美な着物姿だけでなく泥まみれの男装姿も披露し、侍たちと共に疾走する。
場面写真では、唐沢甚内(佐藤健)が遠足に参加する様子や、雪姫(小松菜奈)が男装して侍たちと疾走する場面、侍・辻村平九郎(森山未來)が刀を手に必死の形相を魅せる様子、遠足を命じる威厳に満ちた藩主・板倉勝明(長谷川博己)、雪姫を手に入れるために手段を選ばず優勝を目指す傲慢な侍・辻村平九郎(森山未來)、隠居を言い渡されるももう一花咲かせるべく奮闘する老侍・栗田又衛門(竹中直人)、安中藩へ刺客を放つ幕府大老・五百鬼祐虎(豊川悦司)などが確認できる。思わず目を引く衣装の数々を手掛けたのは、『乱』でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したワダエミだ。
そのほか本作には、「優勝しなければ金を渡す」と八百長を持ち掛けられ葛藤する俊足の足軽・上杉広之進(染谷将太)、腰痛持ちで遠足出場を渋るが、何やらワケありな甚内の上司・植木義邦(青木崇高)など、ドラマを彩る個性的なキャラクターが多数登場し、物語を盛り上げている。
平成最後の幕末エンタテインメントにして超大型サムライ・プロジェクト、映画『サムライマラソン』は2019年2月22日(金)全国ロードショー。
(c)”SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners GAGA.NE.JP/SAMURAIMARATHON