最近、じわじわと世間の注目を集めている「リケジョ」こと理系女子。白衣に眼鏡とお堅いイメージがあるが、実際はどうなのだろうか。
SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』(AbemaTV/アベマTV※毎週土曜23時から放送中)では、「リケジョが地球を救う」をテーマに、理系女子たちが、その実態を赤裸々に語った。
(▲実験教室やサイエンスショーを開催する五十嵐美樹さん)
東京大学大学院の情報学環・学際情報学府(修士課程)で科学コミュニケーションを専攻している五十嵐美樹さんは、全国各地で子供から大人まで幅広い層に向けて、実験教室やサイエンスショーを開催している。男女に学力差はないのに、小学生の時点で理科への興味関心は男子よりも女子のほうが低い。五十嵐さんはその原因を調べると共に、白衣を着てサイエンスショーを行っているのだ。
女性が少ない分野である物理と工学をバックボーンに持ち、女の子の進路相談を受けることもある五十嵐さんだが、もともと理系科目が得意なわけではなかった。むしろ五十嵐さんは「もともと科学とか数学がすごく苦手だった」と話す。そんな彼女が理系に興味を持ったのは、中学生のときにやった虹を作る実験だった。白色光がガラスに当たると、7色に分かれる。
五十嵐さんはその結果を見て「虹はちゃんと原理で説明できるんだ!」と感動した。五十嵐さんは、「この世のものは原理で説明できるんじゃないかってわくわくして、そこから必死に勉強を頑張って今の道に進んだ」と語り「だから子どもに寄り添って考えていくようにしている」と話した。
また、実際にアメリカでの授業を目の当たりにした五十嵐さんは「エンターテイメント性がすごくある」と絶賛。今後、日本でどうやったら取り入れていけるのか考えているという。五十嵐さんによると、海外では女の子に向けた科学実験キットが資金調達され、ビジネスになっており、戦隊モノの女の子のヒーローが科学を使って悪を退治するという教材もあるという。
(▲MC・SHELLY)
これを聞いたSHELLYは、アメリカの有名な科学者であるニール・ドグラース・ダイソンについて言及。SHELLYは「テレビのに出て面白い話をしてくれる。おじさんでもかっこよくてダサくない」と説明したうえで、「日本のテレビにでる科学者はステレオタイプで、いじられキャラのような」とコメント。
(▲ライフイズテック株式会社グローバル事業部・三木アリッサさん)
ライフイズテック株式会社グローバル事業部の三木アリッサさんも「日本だと丸ブチメガネのイメージがある。でんじろう先生もいじられキャラですよね」と共感。SHELLYはでんじろう先生のことは大好きだとし、「そういう人がいてももちろんいい」としながらも、「かっこいい女性とか、ヒーローみたいな人とか。私が地球温暖化をなんとかする!っていうロールモデルができると、そうなりたいと憧れる女性も増えるのでは」と話した。
(C)AbemaTV
(AbemaTV『Wの悲喜劇』より)
(ライター/小林リズム)