人気マンガを現代にアレンジ！ナム・ジュヒョク主演のファンタジーラブロマンス『ハベクの新婦』

　憧れの国へと脱出することを夢見ながら、つらい毎日を耐えてきたヒロインの前に、いきなり現れた謎のイケメン。彼の正体は神だった！　『ハベクの新婦』は、そんな不思議な出会いから始まるミステリアスなラブ・ファンタジーだ。

　水の国、地の国、天の国からなる神の世界。次期王となることが約束されているハベク（ナム・ジュヒョク）は、就任のために必要な神石を手に入れるため、人間界へとやってくる。しかし、到着直前に時空がねじれたことによって予想もしなかった場所に降り立ち、神石を持つ管理神たちの居場所を示す座標と自らの“神力”を失ってしまう。そんな彼の前に偶然、現れた精神科医のソア（シン・セギョン）が、彼らを助けてくれるはずの神の従者の子孫だと気付いたハベクは、彼女を覚醒させようとするのだが…。

　日本でもリメイクされた『ミセンー未生ー』を手がけた脚本家チョン・ユンジョンが、人気マンガの設定を現代に置き換えてアレンジした本作。孤独なヒロインと神の国からやってきた“王子”、さらには完璧な実業家も加わった恋の行方と、隠されていたそれぞれの因縁が美しい映像で描かれていく。

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　注目は『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』、『麗＜レイ＞～花萌ゆる8人の皇子たち～』、『恋のゴールドメダル～僕が恋したキム・ボクジュ～』といった話題のドラマに次々と出演し、今、最も注目されている若手俳優ナム・ジュヒョク。万能の力を持ち、すべての存在の上に立つ究極の“ツンデレ”キャラクター、ハベクになりきった神々しい姿が眩しい。不運続きのソアに手を差し伸べる時も、優しい言葉ではなく「光栄だと思え」と言い放ち、常に上から目線。未知の世界である人間界に適応するため、スマホの使い方やハングルの読み方などを一生懸命覚えていく姿や、家来であるスリとの息の合ったやりとりも楽しい。もちろん、ソアと一緒の時に見せるロマンティックな姿も必見だ。

　神を“自称する”ハベクを最初は「患者では？」と疑っていたものの、徐々にその能力と魅力に気づいていくソア役は『匂いを見る少女』、『六龍が飛ぶ』のシン・セギョン。子役時代から培った演技力で、心の温かさを隠し、他人に優しくすることを避けて生きてきた女性の複雑な心情を繊細に見せている。ハベクのわかりにくい（？）愛情表現にとまどいながらも、心ときめかせる姿もかわいい。そんな彼女の前に現れるもう一人の救世主フエを演じるのは『輝くか、狂うか』のイム・ジュファン。謎めいた彼の背景が後半に向かって少しずつ明らかになっていく。