裁判所が公表している『婚姻関係事件数』(2016年度)によると、6万6485件あった離婚調停の申し立てのうち、72%が妻から出されている。離婚理由のトップは浮気でも経済力でもなく「性格の不一致」。
SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』(AbemaTV/アベマTV※毎週土曜23時から放送中)では、番組進行役にりゅうちぇるを加え「Mの悲喜劇」を放送。離婚経験のある“オッサン”をゲストに迎え、結婚生活2年目のりゅうちぇるが“オッサン”の生態を調査した。
(▲片山優吾さん)
スタジオには、離婚をした男性3人が登場。1人目は、結婚生活31年目で離婚を経験。現在59歳の片山優吾さん(仮名)。離婚の理由は「転職をして冒険しようと思ったら『安定の道を捨てて冒険したいなら離婚してくれ』と言われてしまった」と話す。
今回は特別版放送のため、離婚経験のある女性たちが別室でモニタリング。女性たちは、片山さんの話に「男のわがまま」「(結婚生活が)幸せだったらついていく」とバッサリ。
(▲田中淳行さん)
次に2人目の離婚経験者の男性は、結婚生活19年で離婚、現在53歳の田中淳行さん(仮名)。田中さんは「仕事が忙しくなって家にいる時間がなくなった。自分が病気になったり予期せぬことが起こったりすると『面倒が見られない』と言われた」と離婚理由を振り返る。
(▲山下新司さん)
3人目の離婚経験者は結婚生活33年で離婚、現在63歳の山下新司さん(仮名)だ。山下さんは、10年ほど前に妻が仕事を始めたことをきっかけに別居を開始。別居生活は8年にも及んだ。その間、山下さんの母親の介護が必要になり、仕事との両立で苦しんだが、元妻からの援助はまったくなかったという。山下さんは「婚姻生活を続けている意味はあるのかな」と疑問に思い、3年前に離婚を決断した。
別居は元妻の職場の場所が自宅から遠かったため、職場の近くにアパートを借りたことが始まりだった。山下さんは「もしかすると、そのときにはすでに元妻は『もう一緒に暮らしたくない』って思っていたのかもしれない」と振り返る。
別室で見ていた離婚経験者の女性も「(一緒に暮らしたくないと思っていないと)遠くに勤めない」と共感。新婚のりゅうちぇるも「悲しすぎる。愛はなくなっていくものなのかな。怖くなってきた……」と絶句。
(▲りゅうちぇる)
りゅうちぇるが「何か女性のサインに気づかなかった?」と男性ゲストに質問すると、田中さんは「女性はけっこう(ストレスや不満を)積み重ねている。ドーンときたときには、ほぼ取り返しのつかない状態。たぶんサインはたくさんあった」と答える。
これにはりゅうちぇるも「正直男性としては『そのときに言ってくれればいいのに』って思うこともある」とコメント。その上で「女性からしたら『気づいてもくれなかった』って思うのでは」と女性の気持ちにも寄り添った。
りゅうちぇるが「僕、まだ新婚だからか、何をきっかけに(奥さんが)諦めて言わなくなるんだろうって。興味があります」と掘り下げると、山下さんは「話し合いやお互いを理解し合うのがとにかく大事」と答えた。
続けて山下さんは「子育てが大変と言っていた」と元妻の発言を振り返り「大変だって言われても当時はピンとこなかった」と反省。「自分が未熟だった。相手の立場や困っていることを考えてあげられなかった」と後悔を明かした。
(C)AbemaTV
(AbemaTV『Wの悲喜劇』より)
(ライター/小林リズム)