舞台『マクベス』の制作発表会見が4日、都内で行われ、主演・演出を務める俳優の横内正(77)らが登場した。
『マクベス』は『ハムレット』や『オセロー』『リア王』と並ぶシェイクスピアの4大悲劇のひとつ。国王を暗殺し、王位に付いたスコットランドの武将・マクベスが、その重圧に耐えきれず錯乱していく様を描いた物語だ。
2001年に俳優の唐沢寿明(55/当時37)、2013年には堤真一(54/当時49)が演じた主人公・マクベス役に、77歳の横内が初挑戦する。
横内は「マクベスが歴代、皆さん大変壮年の若々しい方がやっていらっしゃる中にあえて挑戦しようと思ったのは、お芝居の流れの中に、マクベスが決して若者ではないということ。なんとか一つ、最後の挑戦として、このマクベスをやろうと思った」とマクベスを演じる理由を明かした。
また同舞台には、昨年6月に亡くなった俳優の加藤剛さんの次男・頼(38)も出演。マクベスと対立する貴族・マクダフ役を演じている。
1979年に、主人公のマクベス役を演じている剛さん。頼は「今朝も報告してきました、父に。『そうか、かんばれ』と声が聞こえてきましたので、その思いを胸にたたえて、心を引き締めて臨みたいと思います」と父親と同じ作品に出演することが決まった心境を語った。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)