『19の夜』がAbemaTVのバラステ枠(毎週日曜よる放送中)で放送され、地上波放送後、ネットニュースを賑わせた話題の回を未公開映像込みの完全再編集版でお届け。スタジオには漫画家も同席し、ゲストのエピソードを漫画化、Twitterにて配信する。
高校卒業後、日本映画学校(現在の日本映画大学)に進学したバカリズム。番組中、そこで起こった「徳ちゃん事件」(地上波未公開シーン)を初告白した。
“徳ちゃん”はバカリズムの同級生の一人で、バカリズムは「徳ちゃんは、歳が1個上だったんです。なぜかというと、ダブり(留年した人)だったから。不良で授業に来なかったんです。徳ちゃんのせいで人が揃わないので、ネタ見せの授業がなくなることもあった」と振り返る。
「授業でネタ見せがしたかった」と話すバカリズム。先生はネタ見せの授業がなくなるとその場にいる生徒を怒っていたという。その場にいた生徒たちが『なんで僕らが怒られるんだ』と思っていると、先生の説教の途中で徳ちゃんが教室に入ってきた。
バカリズムが「僕らは地べたに体育座りだったのに、徳ちゃんは後ろの長机の上にこうやって(立て膝で)座った。『え、こいつ何なの? お前のことで今怒られているのに』と思ったけど、みんな言えないから俺が言おうと思って」と話すと、トークを聞いていたスピードワゴン・小沢一敬が「でも、1個上でしょ!?」と驚き。バカリズムは「お笑いに対して熱い思いがあったから、変な正義感が働いて。終わった後に徳ちゃんに『ちょっと……』と言った」という。
徳ちゃんとほぼしゃべったことはなかったバカリズムだが、ちゃんと話がしたかったため徳ちゃんを裏に連れて行き、徳ちゃんに「もうちょっと授業に対する考え方を改めてもらえませんか?」と敬語で意見。徳ちゃんが「なんだてめえ、もう1回言ってみろ!」と怒り出したため、バカリズムはもう一度同じトーンで意見すると、徳ちゃんから「なんだてめえ、なめてんのか!」と肩を掴まれた。
冷静な態度を貫こうとしたバカリズムだったが『これやばい、殴られる!』と徳ちゃんから殴られることを悟り、不意をついて先にバカリズムが徳ちゃんを殴った。
「ボッコボコにして、徳ちゃんが前歯を折っちゃったんです」と“徳ちゃん事件”の詳細を語るバカリズム。正当防衛を主張するバカリズムに対し、話を聞いていたケンドーコバヤシは「正当防衛ギリギリ不成立。予感だけで殴ったんでしょ?」とツッコミ。
バカリズムは「体も(自分の方が)小さいし。徳ちゃんが『もう1回言ってみろ』の『ろ』を言うとき、アゴが開いていたから(殴った)。僕も殴られましたけど」としっかり殴り返されてしまったことを告白。ケンドーコバヤシも「でも、あるある。養成所時代にそんな話は何件もあった」と養成所時代を振り返った。
派手な殴り合いをしたバカリズムと徳ちゃんだが、その後すぐに仲直りができた。バカリズムが「徳ちゃんはめちゃくちゃ喧嘩していた。喧嘩慣れしているから、そこで握手して『ゴメンね』ってお互い謝った」と結末を告白。
しかし、喧嘩で徳ちゃんの前歯が折れ、治療に8万円かかったという。後日、徳ちゃんから「俺も悪かったから全部払えとは言わない。半分ずつしよう」と言われたバカリズム。徳ちゃんの治療費代として、言われた通り「分かりました」と半額の4万円を払ったという。
相手の治療費の半額を支払ったという話を聞いたケンドーコバヤシは「えっ、貧乏時代に?」と驚き。横で聞いていた小沢は「これ、ジャンルでいうと何の話? いい話?」と戸惑いを隠せない。
今回、番組でバカリズムの青春物語を漫画化してくれたのは、Web漫画家のやしろあずき先生。話を聞きながら後ろで黙々とバカリズムの漫画を描いていたやしろ先生は「ネタ的にはありすぎる感じなんですけど、全体的に策士だなと思いましたね」とバカリズムの印象を告白。やしろあずき先生による漫画はTwitterにて公開中だ。
バカリズム出演の『19の夜』はAbemaビデオ【期間限定・無料】でチェック可能。
テレビ「19の夜」見てくれた方ありがとうございました!!
— やしろあずき (@yashi09) December 10, 2018
こちらケンドーコバヤシさん、スピードワゴン小沢さん、バカリズムさんとのトークを取材して描いた漫画です!
次回のゲストはマキシマムザ亮君さん!お楽しみに!! pic.twitter.com/lrpwt20hp8