歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)と息子の堀越勸玄君(5)が14日、東京・歌舞伎座で襲名披露会見を行った。
海老蔵が襲名する『市川團十郎』は海老蔵の父、十二代目・團十郎さんが2013年2月に亡くなって以来、7年ぶりの復活となる。
海老蔵は、「とても大きな名前ですから、おのおの日本の伝統文化に携わる方、日本人として團十郎と言うイメージが多くあると思います。古典に向き合って、歌舞伎の道に歩んでいくとともに、この現代、新しい新年号になる年に襲名させていただくので、そういった意味でも時代に生きていく多くの方々に感じていただけるような團十郎像を描いていきたい」と抱負を述べた。
團十郎襲名と同時に、八代目・市川新之助を襲名する勸玄くんは、「遊んでいるときと稽古どちらが好き?」という問いに迷いながらも「お稽古」と答え、ハマっている遊びは「鬼ごっこ」だという。
また、「海老蔵さんからみて、勸玄さんの歌舞伎役者としての素質はどういう所がありますか?」と問われた海老蔵は、「今のご挨拶も皆様の前でさせて頂きましたけれども、こういう感じで喋りなさいよと言ったら、『できない~』みたいなことをしゃべりますけれど、いざ緞帳が上がり堂々をやっている姿を見ると、放っておいてもいいのかなって。そういう所は感じますね」と勸玄くんについて語った。
さらに、「團十郎襲名を誰に伝えたいか」との質問には「一番伝えたい人物は2人いまして、父と麻央。伝えたい人物に直に伝えられないというのは、非常に大きな事でございます。ですけれど、お墓参り、今日も出かける前に妻に手を合わせて『そういう日がきたよ』と(伝えた)」と答えた。
襲名披露興行は来年5月から7月、歌舞伎座公演を皮切りに全国各地で行われる。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)