
MEN’S NON-NO専属モデルで俳優の宮沢氷魚と劇団EXILEの佐藤寛太が兄弟役を演じるドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(テレビ朝日系/毎週土曜よる11時15分~)が1月19日よりスタートする(※初回はよる11時30分~)。青木琴美氏の同名漫画を原作とする本作は、心臓の病を抱え「20歳まで生きられない」と宣告された主人公・垣野内逞(野村周平)と、彼を一途に愛する幼なじみの種田繭(桜井日奈子)の純愛ストーリー。宮沢は繭にアプローチする人気者の生徒会長・鈴谷昂を、佐藤は昂の弟で逞と繭の関係を応援するクラスメイト・鈴谷律を演じる。
今回、AbemaTIMESはナンパな兄と真面目で世話焼きな弟、真逆な兄弟を演じる宮沢と佐藤に直撃!お互いの印象や現場の様子、二人のリアルな学生時代について聞いてきた。
「肌の色が違いすぎる!(笑)」兄弟役への率直な思い

ーー今回、宮沢さんと佐藤さんは初共演で兄弟役とのことですが、いかがですか?
佐藤:はい、初共演なんです!……キャスティングに1つ不安を言うなら肌の色が違いすぎませんかっていう(笑)。僕は(見た目が)東南アジア系なんで、ハーフ揃えをまちがったなっていう。(自分は)海外の血が入っていなんですけど(笑)。
宮沢:たまにいるよ、兄弟でもそういうの(笑)。
ーー(笑)もうバッチリ仲良い感じが出ていますね。
宮沢:仲は良いですね。
佐藤:ね。
ーー初対面からすぐに打ち解けましたか?
宮沢:初日、本読みから仲良くなりました。兄弟役なので意図的に時間をいっしょに取ろうというのもあって。埼玉ロケでも終わった後は電車でいっしょに帰ったりして。
佐藤:片道3時間のときとかもありましたよね(笑)。
宮沢:あったあった。
佐藤:そういう時間もすごく良い喋り場で。
ーー3時間いっしょに帰るってすごいですね。
宮沢:すごいですよね。2人でですよ(笑)。

ーー最初に会ったときは、どんなお話をされたか覚えていますか?
佐藤:俺が「ドメキス(『トドメの接吻』)観てました」って。
宮沢:その次が多分「肌の色違いますよね」って(笑)。
佐藤:そうそうそう(笑)。もう決まってからずーっと言いたかったから(笑)。
宮沢:二言目がそれで、「ですよねー」って(笑)。
宮沢氷魚、メンノンのモデル仲間を昂役の参考に

ーー今回の原作は少女漫画ですが、普段から読まれますか?
宮沢:この原作はもちろん読んだんですけど。普段から少女漫画を読むかっていわれるとそうでもないです。
佐藤:僕は好きなんですよ少女漫画!実は漫画全般好きです。「執事たちの沈黙」とか「深夜のダメ恋図鑑」とかずっとファンでした。
ーーじゃあ今回の原作も知っていましたか?
佐藤:はい、もちろん!映画化された当時僕は中学生とかでしたね。
宮沢:僕は14歳だから、中3だったかな。
ーー作品のオファーが来たときはどう思いましたか?
佐藤:おおおお!って。あと演じてみて律役で良かったなと思いました。演じやすい。周りを見ていると、みんな大変そうだなと思うんですよね。キャラクターがすごいし。
宮沢:昂は凄いね、確かに。
佐藤:昂はショーマン的なところもあるんですけど、人間として刺さる言葉も言わないといけなかったり。緩急が必要になる。人によって変わる態度とか、そういうのが難しそうだなと思います。
宮沢:短いシーンでも、すごくはっちゃけてるのに急に真面目になったりするんですよね。そのメリハリが大変です。いくら家で練習してもちがうし。現場で探り探り、段取りで色々挑戦しながら演じています。
ーーいつも役作りはどのようにされていますか?今回、参考にしたキャラクターや人はいますか?
宮沢:今回は昂らしい人を探そうと思って。そんな人はあまりいないんですけど、メンノン(MEN'S NON-NO)に1人いて。名前言うと怒られるかな?そこまで昂じゃないんですけど(笑)。
佐藤:まさか俺の好きな!?(笑)
宮沢:あ、きよたん(清原翔)じゃないよ(笑)。普段はチャラチャラしてふざけてるけど、すごい人のこと思ってるし考えていて、結構いいこと言うんですよ、急に。今回、参考にと思って、彼と会う時間は多めにとりました。
佐藤:そういう仲間がいるっていいね。同世代で。
宮沢:そうそうメンノンみんな違うからいいね。役の参考になるよ(笑)。
ーー楽しそうな集まりですね。佐藤さんはいつもどうされていますか?
佐藤:僕は今回は漫画読み込んで現場に行きながら役を作りました。周りのお芝居に合わせていけたらな。と思いながら演じています。

ーー現場の雰囲気はやはり和やかな感じですか?
宮沢:常に誰かしらとはしゃべっています。
佐藤:僕もすっごいしゃべります。
宮沢:ずっとしゃべっているから(笑)、いい感じで僕も聞き流しているところもあるんですけど。
佐藤:ストレスなく現場にいれますよね。
宮沢:家でテレビを流しているような、そういう感覚(笑)。
佐藤:空気を共有しているんですよね(笑)。
宮沢:そうそう。いなくなるとすごく心細くなる。何かが足りない。
ーーじゃあ撮影が終わると寂しくなりますね。ロスが来ちゃう。
宮沢:確かに。まだ撮影終わって1ヶ月ですけど、想像するだけで寂しいです。
宮沢氷魚の制服は革のスタジャン、佐藤寛太はモテなかった!? 二人の学生時代とは…

ーー今回の衣装は制服ですが、学生時代が懐かしくなったりすることはありますか?
宮沢:懐かしいというより新鮮でした。小学校のときはこれに近いブレザーだったんですけど、中高は上着が無くて、海外ドラマによく出てくるような学校指定の皮のスタジアムジャンパーを着ていたんです。
佐藤:えーまじですか!カッコいい!
宮沢:今考えればそれ名前も書いてるし、やっているスポーツもワッペンなんかで貼ってあるんですよ。
ーーじゃあ何者かっていうのがすぐわかるようになっているんですね。
宮沢:すぐバレます。
佐藤:でも学校側からしたらいいことですよね。これでお前は逃げられないぞっていう(笑)。
宮沢:それもあって今回の設定は新鮮でした。男子校だったので、こういう共学が羨ましかったです。近くに女子高はあったんですけど、まあ別の学校ですし、また違った環境だったので、今すごい楽しい。大学は共学だったんですけど、また違うので。
佐藤:青春を追体験してるんですね。僕は中学も高校も学ランだし、ブレザーも着たことなかったから、こういう仕事で着始めて、やっぱり楽しいです。普段スーツ着たりもしないんで、最初はネクタイも締められなかったんですけど最近は締められるようになりました。

ーー学生時代を思い出すことあります?
佐藤:あります。あと、改めて女子高生がこの寒空の下生足でいるのがすごいなって思いました(笑)。とんでもない気合だなと。電車でも普通に通学途中の学生さんとかいらっしゃるんですけど、なんかもう信じられないですもん(笑)。
宮沢:あれって何か下に履いたりとかしちゃだめなの?
佐藤:いや、タイツとかいいんじゃないですか?でもそれよりも可愛いっていうのを多分優先して……。
宮沢:いやー、履いて欲しい。かわいそう。
佐藤:いや、まったく同じ感覚です。尊敬の念だわ。
ーーお二人はどんな学生時代を過ごしましたか?
佐藤:僕は普通ですよ。すごいうるさくて、学級委員とかに立候補するような感じの、クラスに1人いる感じの奴でした。
宮沢:楽しいキャラじゃないですか。
ーーすごくモテそうです。
佐藤:いや、全然モテなかったです。中学のときは野球一生懸命やってて坊主でもモテたんですけど、高校になって色気づいたらモテなくなっちゃって(笑)。一生懸命やってるときの方がいいんですね、やっぱり人間は。
宮沢:そういうの羨ましいですよ。こっちは男しかいないですから。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」は幅広い世代が共感できる作品

ーー最後にこのドラマの見どころを教えてください!
佐藤:僕は漫画原作の作品に出させていただくことが最近多いのですが、こんな風に家族ぐるみで病気と闘ってって、すごくリアルな部分もある作品だと思っています。僕ら兄弟の役はお父さんを逞と同じ病気で亡くしてるという過去があって、登場人物はそれぞれに色々経験した高校生たちなんです。でも、しゃべっていることも普通だし、学生の感じはリアルなんです。学校のジャージもダサいし(笑)。だってメンノンのモデルが着てダサいんですよ?誰が着ても似合わないじゃないですか(笑)。
ーーどんなジャージなんですか?
佐藤:真緑の、いかにもな感じのジャージです (笑)。
視聴者の方に刺さるような部分もたくさんあると思います。高校生なんて生命力に溢れてる世代じゃないですか、その世代が命に向き合っている姿を見て、そういう活力みたいなものを考えさせられたらいいなと思います。
宮沢:逞は心臓病でいつ死ぬかわからない。明日死ぬかもしれないし今日かも知れないしっていう状況なんです。だけど、本当は僕たちも同じかもしれない、何かあって明日急に死ぬかもしれないし、病気ある・なしに関わらず必死に生きている姿というものをこのドラマはとらえていると思うので、みなさん共感できると思います。現役の中高生や大学生の層が(視聴者には)多いと思うんですけど、大人やもっと若い子も理解も共感もできると思うので、幅広い世代に楽しんでいただけたらと思います。
ーーありがとうございました!



写真:You Ishii
テキスト:AbemaTIMES編集部
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