映画『チワワちゃん』の公開記念舞台挨拶が1月19日、新宿バルト9にて開催され、主演の門脇麦をはじめ、成田凌、寛 一 郎、吉田志織、仲万美、古川琴音、篠原悠伸、上遠野太洸、松本穂香、二宮健監督が登壇した。

本作は、漫画家・岡崎京子が1994年に発表した「チワワちゃん」を実写映画化した作品。かつて一緒に遊んでいた友達“チワワちゃん”の死をきっかけに揺れる若者たちの姿を、エモーショナルに描く青春物語だ。
この日の舞台挨拶では、主人公・ミキたちが3日間で600万円を使い果たすほどのパーティーをした、という劇中のエピソードにちなみ、「600万円の使い道」がトークテーマに挙がった。すると、成田は二宮監督と映画を撮る約束をしたことを告白。「僕が撮ろうかなって」と、成田自身が監督を務めることも明かした。

その一方で「撮るのもいいんですけど、麦ちゃんと何回か共演させていただいているんですけど、絶妙な距離感のものが多すぎるので」と切り出し、「家族とかでやりたいなって。長年寄り添った夫婦、みたいなことをやりたいなと思う」と家族や夫婦役での共演を熱望。
成田いわく、これまでの共演作は「ビンタしあうような関係」が多かったと言い、「そういうの無しで、ほっこりと映画を撮りたい」とのこと。さらに、役のイメージから「門脇さんのマネージャーさんに、『成田凌はクズだと思ってる』って言われまして」と苦笑いを浮かべた。

また、舞台挨拶中のトークセッションでは、監督の無茶振りエピソードで盛り上がる一幕も。篠原は「Tバック一丁で歯を磨くシーン」の撮影中、監督からの無茶振りに戸惑ったことがあったという。「スタッフさんが歯磨き粉をつけに行ったんですよ。歯磨き粉つけるのなんか1分もかからないじゃないですか。待てばいいのに、監督が待つのもアレだから、チワワへの想いをラップにして歌おうかって言われて」と状況を説明すると、キャスト陣は騒然となり、成田も思わず「こわっ!」と一言。

篠原はカメラに向かって懸命にラップを披露したそうだが、「カメラがずっと俺の乳首狙っていて」と嘆き、続けて「あれは同年代だなって思いました」と、監督が同年代であることを理由に挙げると、成田は「乳首撮る年代じゃないよ、俺ら!」とツッコみ、爆笑していた。









テキスト・写真:水野梨香
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