昨年1月に“親子孫”の三代同時襲名を行った歌舞伎俳優、二代目・松本白鸚(76)と十代目・松本幸四郎(46)が21日、都内で襲名披露興行となる巡業公演『松竹大歌舞伎』の製作発表会見を行った。
『松竹大歌舞伎』では「襲名披露口上」をはじめ、「菅原伝授手習鑑」より「加茂堤」と「車引」「奴道成寺」を上演する。
白鸚は「年号が変わっても、脈々と流れている精神は変わらないのではないかと。また、変わらないようにしなければいけないのではないかと」と改元への思いを明かし「精神・魂はメラメラと燃えているという気持ちでございます」と話した。
幸四郎は「平成という一つの時代がくくられるわけで、最後の最後まで舞台に立つことができるというのがありがたいことだと思っています」とコメント。それぞれ、平成最後となる襲名披露興行への意気込みを語った。
また、来年5月に十三代目・市川團十郎白猿を襲名する市川海老蔵(41)について「一生一緒にやっていく、歌舞伎の戦友といいますか、仲間でございます」と話した幸四郎。「お互いが上に上にと思っていくことで、少しでも歌舞伎が盛り上がっていけるように、お互いを刺激し合って頑張っていきたいという思いでおります」と海老蔵への思いを明かした。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)