お互い配偶者がいながらの恋…演技派キム・ハヌルとイ・サンユンが織り成す大人のラブストーリー『空港に行く道』 | ドラマ | ABEMA TIMES

　「お互いに配偶者のいる男女の間に純愛は成り立つか？」

　『空港に行く道』は、視聴者にそんな問いを投げかける大人のラブストーリー。映画とドラマを行き来しながらトップを走り続けてきた女優キム・ハヌルが、思いがけない場所で出会った相手との愛を育んでいくヒロインを、しっとりと演じている。

　ベテラン客室乗務員として働きながら、家事や娘ヒョウンの子育てに追われていたスア（キム・ハヌル）。かつての上司で、権威主義的な夫ジンソク（シン・ソンロク）に逆らえない彼女は、彼の意見に従って、心ならずも娘をマレーシアに留学させることに同意する。ヒョウンを現地に連れていき、親切に世話を焼いてくれる年上のルームメイト、アニーがいることに安心するスア。やがて彼女は、アニーの父ドウと親しくなっていく。

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　98年のデビュー以来、『同い年の家庭教師』、『７級公務員』、『きみはペット』などの映画で活躍し、『オンエアー』や『紳士の品格』といったドラマでも存在感を見せてきたキム・ハヌル。結婚後、初めてのドラマとなった『空港に行く道』では、自分の気持ちを理解し、初めて言葉を交わした時から優しい気遣いを感じさせてくれた男性へのトキメキと、若くして一緒になった夫に対する複雑な気持ちを繊細に表現。客室乗務員として登場する際に着ている赤い制服もよく似合い、新たな魅力を発揮している。

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　スアを包み込むように愛する大学講師ドウ役は『アバウトタイム～止めたい時間～』や『耳打ち～愛の言葉～』のイ・サンユン。実際に名門大学出身で“御曹司”のイメージの強い彼が、妻の連れ子であるにもかかわらず、娘アニーを深く愛する男性に扮している。子どもたちの留学が縁で知り合い、それぞれの配偶者にないものを持つ相手に少しずつ惹かれていくふたりは、やがて、「（相手に何かを）望むこと、触れること、別れること」をしない“三無”の関係を始める。

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　一方、美しく性格もよいスアと結婚しながらも、彼女に心を開かず、派手な女性関係を続けている夫役は『星から来たあなた』のシン・ソンロク。娘に、何が何でも“グローバル”な教育を受けさせなければならないと考える彼の姿からは、韓国の教育熱の一面も知ることができる。また、母と父の間に漂う冷たい空気にも負けず、明るくふるまう娘ヒョウンには映画『哭声／コクソン』で名演技を見せたキム・ファニが扮している。

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　韓国恋愛映画の名作『春の日は過ぎゆく』の脚本も手がけたイ・スギョンによる、胸に染み入るセリフの数々と『ファン・ジニ』のキム・チョルギュ監督の余韻を生かした演出によって、“不倫もの”とも呼ばれそうなストーリーが、ロマンティックで、ほろ苦いドラマとして完成している。スアとドウが訪れるソウルの漢江の川辺や、済州島の美しい風景も心に残る。『空港に行く道』はAbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて1月31日(木) よる9時より放送。

テキスト：佐藤結