「ダンガンロンパ」シリーズで苗木誠役と狛枝凪斗役を演じた声優の緒方恵美が、声を変えるのではなく、芝居で演じ分けるときの心構えについて語った。狛枝役を演じるにあたって、「結構苦労した」と明かした。
AbemaTV「声優と夜あそび」で月曜MCを務める緒方恵美と内田彩は、「ダンガンロンパ」シリーズで、兄妹役として共演している。1月21日に生放送されたAbemaTV「声優と夜あそび」にゲスト出演した武田羅梨沙多胡(「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」有山雫役や「アイドルマスター シンデレラガールズ」喜多見柚役など)は、「ダンガンロンパ」シリーズのファンであるだけに大興奮だった。
緒方が演じる苗木と狛枝は、共通項が多いため、ファンの間で「何か関係があるのではないか?」「同一人物なのではないか?」と噂されたキャラクター同士。武田は、「同じ声なんですけど、苗木くんと狛枝くんでは全然違う。なんていうんでしょう……? ねっとり感が違うじゃないですか」と指摘して、「声をめちゃくちゃ変えているわけではなく、お芝居だけで表現されている感じがする。そういうのって何を意識されているんですか?」とたずねた。緒方は「中身が変わると(演じ方も)変わるでしょう」と返答。苗木と狛枝を演じるにあたり、「2人は別人だ」と事前に説明を受けたことも明かした。
また、同一人物でありながら人格が変わる場合の演じ分けについても語った。「二重人格だったら完全に分けられるんだけど、同じ人格の中にある両極端なところって、このくらい(手のひらで120度ほどの角度を示す)でしかない。180度にはならないんだよね。この角度によってキャラクターが変わってくるんだけど、その角度をどの位置で取るかっていうのが微妙なキャラクターで結構苦労した。『どの角度にしましょうかね』って話し合いで時間がかかったかな」と狛枝というキャラクターについて振り返った。武田は、「ガラッと変わったあとに『君、最初のやつはウソだったのか!?』と思って始めからやると別に矛盾はないんですよね」と感心していた。
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