『映画 少年たち』(3月29日全国公開)の完成披露試写会が30日、都内で開催され、主要キャストを務めたジャニーズJr.のグループ・SixTONES(ジェシー、京本大我、髙地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹)、Snow Man(岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介)などのメンバーらが集結した。
1969年の初演以来、幾度も上演を重ねてきた、ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を手がける舞台「少年たち」。その舞台を映画化した本作は、少年刑務所に収監されている少年たちの悩みや葛藤、友情を、オリジナル楽曲に乗せて描くミュージカル・エンターテイメント。
滝沢秀明がMVをプロデュースするなどし、注目を集めるSixTONESをはじめとしたジャニーズJr.の人気グループに加え、関ジャニ∞の横山裕、A.B.C-Zの戸塚祥太も出演し、脇を固める。
舞台挨拶にはSixTONES、Snow Manに加え、なにわ男子・西畑大吾、現在はSnow Manとして活動する向井康二(映画撮影時は未加入)、関西ジャニーズJr.(室龍太、正門良規、小島健)、本木克英監督が登壇。出演が決まった際の心境や、撮影時の裏話が語られた。
ジェシーは晴天にも関わらず「お足元が悪いなかお越しいただき…」と挨拶を始め、さらにこの日は本編上映後の舞台挨拶だったが、「僕たちが出る前に予告を観ていただいて…」とボケて、早速会場を笑いの渦に包んだ。その後「元々、このメンバーは『少年たち』の舞台をやらせていただいて。ジャニーさんの舞台が映画化されるのは初めてのことなので、本当に嬉しい。僕たちが選ばれたことに感謝しています」としみじみ話した。
また、髙地も「『少年たち』は初代ジャニーズの方がやられていた作品で、ジャニーズの歴史ある舞台に僕たちの名前を残せるという。お話いただいた時はすごく嬉しかったです」と感慨深げに語った。MCを務めた深澤から「コメントが素晴らしい!」と褒められ、拍手を浴びた髙地だったが、その後、共演した関ジャニ∞・横山に対する失敗談を暴露される場面も。
田中は「横山くんが昔の囚人に暴力を振るわれて、足を怪我して古傷が残っていて、足を引きずるシーンがあったじゃないですか」と切り出し、その時の状況を説明。横山の演技を側で見ていて、田中も迫真の演技だと感じていたそうだが、髙地は横山が本当に足を怪我していると勘違いしてしまったのだという。その日の撮影後、髙地は横山に「足、大丈夫ですか?」と声をかけてしまったのだそうだ。このエピソードが語られると、会場は大爆笑。ちなみにその時横山は、「役やで」と冷静にツッコミを入れていたという。
髙地は「ちゃんと台本を読み込めていなかった自分が恥ずかしい」「その説は本当に申し訳なかったです」と反省しきり。さらに、横山が「そんなに痛さが伝わったんだったら良かった」と、フォローしてくれたことも明かし、「本当に優しい先輩なんだなと思って」と感謝していた。
テキスト・写真:水野梨香