女優の戸田恵梨香と大原櫻子が4日、都内で映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)プレミア上映会を共演の佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、平松恵美子監督らと行った。
太平洋戦争末期の保育園のリーダー的保母さんを演じた30歳の戸田だが「(大原ら共演者と)歳が離れていないと思ってみんなに年齢を聞いてみたら、20代前半で衝撃を受けた記憶がある。現場に入るまで自分がリーダーに見えるか不安で心配だったけれど、年齢的には全然リーダーだった」と自虐。リーダーゆえに「子供たち全体を俯瞰して見ていました」と役割を明かすと「シメてました!…あ、これだと語弊がある!引き締めていました!」とうっかり口を滑らせての失笑だった。
子役との思い出を聞かれると、物語のキーとなるヤスコ役の子役が印象的だったようで「大女優になりたいと言われて、私は大女優じゃないからわからないと…」とタジタジで「大女優になるってどんな女優になりたいの?と聞いたら『戸田恵梨香さんと大原櫻子さん』と気を使って言ってくれて、子供って凄いなと思った」と驚き顔。これに大原も「(ヤスコ役の子役が)撮影が終わっても薄着で歩いていたので『洋服を着な』と言ったら、『いいの!女優はね、寒い時もこういう格好で歩くの!』と言われた」とエピソードを明かすと、戸田はすかさず「大反省!私は寒かったらすぐに服を着ます!」と小さな大女優の存在に戦々恐々としていた。
テキスト・写真:石井隼人