因縁で結ばれた義理の姉妹の壮絶なバトルを描き、韓国のケーブル局で放送されたドラマとして初めて延長放送されるほどの人気を集めた『福寿草』。これでもか、というほどの極端な展開の連続で、日本でも中毒性のある“ドロドロ系”ドラマの名作として多くの人に支持されてきた。

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父を亡くし、母も再婚した後、障がいをもつ妹スエと共に暮らしていたヨナ。大学時代から付き合っていたユンジェが社長を務めるジェイ化粧品に就職した彼女は、母の再婚相手の娘であるユラと共に働くようになる。しかし、幼い頃からユンジェに思いを寄せていたユラはヨナへの嫉妬を抑えることができず、彼女に産業スパイの濡れ衣を着せた上で、ひき逃げ事件の犯人に仕立て上げる。刑務所でつらい日々を送ることになるヨナ。一方、ユラはユンジェとの結婚式の日を迎えるのだが…。

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寒さに耐え、氷を突き破って咲く福寿草のような不屈の精神を持つヒロインを『きらきら光る』で悪役演技に開眼したイ・ユリが熱演。自分を陥れた義妹ユラに対し、様々な罠を仕掛けながら復讐を果たしていく姿に圧倒される。10代の頃にデビューし、どちらかというと清楚なイメージの強い俳優だったイ・ユリは本作のヒットで新たな境地を開き、2年後に出演した『私はチャン・ボリ!』の悪女役でMBC演技大賞に輝き、トップ女優としての地位を確立している。

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そんな彼女に対抗していくユラに扮しているのは『奇皇后』のユン・アジョン。わがままいっぱいに育てられ、すべてのことを思い通りにしなければ気がすまない女性が手に入れたものを死に物狂いで守ろうとする姿を、最後まで緊張感を失わずに演じている。

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ふたりの女性の確執の原因を作る化粧品会社の御曹司ユンジェを端正に見せたヒョン・ウソンは、本作の好演で注目度が急上昇。日本でも多くのファンを惹きつけ、ファンミーティングが開催されるほどの人気を得ている。一方、95年のデビュー以来、都会的な役柄を数多く演じてきたチョン・チャンが、ユンジェの義弟で、ヨナを支え続けるガンウクに扮し、大人の男の魅力を発揮している。

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刑事の協力を得ての交通事故の証拠を偽造、刑務所を脱走して元恋人の結婚式に出現、言い争いをしていた義母を崖から突き落とす、などなど、予想を超えたエピソードの連続で見るものを驚かす『福寿草』。「私の復讐は、あなたを永遠の孤独に追い込むこと」と義妹に言い放つヒロインは、どこまで行けば安らかな心を取り戻すことができるのか。最後まで見守ってほしい。
ドラマ『福寿草』は2月11日(月) ひる2時~3時17分までAbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて放送。
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