来場者数約57万人、経済効果180億円以上とも言われる世界最大のオタクの祭典、コミックマーケット(通称コミケ)。そのコミケと同日に開催されている、さらにディープな18禁コスプレイベント「コスホリック」に、2月18日放送のAbemaTV「給与明細」が潜入した。
「コスホリック」とは、コスプレイヤーやモデルたちが自作の写真集やロムと呼ばれる個人撮影した写真データを販売する同人即売イベント。同時に彼女たちが自慢のコスプレを披露する場ともなっている。コミケにもコスプレイヤーは多くいるが、コミケとの一番の違いはコスホリックが18歳未満入場禁止のイベントであること。番組が潜入した2018年12月30日のコスホリック当日、会場ではR18の超過激な衣装で撮影などのサービスに応じるコスプレイヤーたちや、独自のマニアックなエロを探求するオタクたちの姿が見られた。
コスプレイヤーたちは、出展料を払いブースと呼ばれる販売区画を購入。そのブース上でコミケと同じようにオリジナルグッズを販売できる。体育館ほどのコスホリックの会場には、300ほどのブースが軒を連ねていた。制服コスの女性は、清楚な女学生キャラとは対象的な、豊満なボディが満載のロムを販売。100枚の写真を収めたロムが1500円で販売されていた。台湾でもオタク文化は盛んだと語る台湾人コスプレイヤーは、下胸がのぞくセクシーなチャイナドレス姿を披露した。
会場の2階フロアはさらにディープな「ハード部門」となっており、2階に上がった途端、明らかにコスプレイヤーたちの衣装の布の面積が激減する。胸はテーピングによるニップレスのみ、下も極細紐パンなどというあられもない姿のコスプレイヤーの姿も多く見られた。コスホリックは自由度の高い表現の場ということもあり、過激な衣装や作品が許されているのだという。コスプレイヤーに混じり、人気セクシー女優の姿もあった。
来場者の最大の目的が撮影であり、来場者たちはグッズ購入と引き換えに撮影チケットがもらえるというシステムになっている。好みの女性ブースでグッズを購入し撮影チケットを手に入れ、決められた時間で自らが思うポージングをしてもらって撮影するのが彼らにとって最高のエロなのだという。
「必ずニップレスやアンダーウェアを着用」「乳首や局部の露出、男性との過剰なからみは厳禁」といった規約はあるが、それでも会場で繰り広げられていたのは目を疑うような過激な光景ばかり。しかし、これだけサービスしても収入的には厳しいらしい。朱志香(ジェシカ)というコスプレイヤーは、1日の売上はおよそ10万円足らずだと明かした。
また、透明の衣装に身を包んだ女性は「衣装が高いので多分マイナスだと思います」とコメント。10万円ほどの収入では衣装代ですべて飛んでしまうそうだ。それでもコスプレをする理由について、彼女は「誰かの性癖に刺さるのがすごい好き。誰かに興奮されるとこっちも興奮する」と語る。意外にも、女性側もコスプレをすることで自らの性欲を解放していることがわかった。
(C)AbemaTV





