19日、デーモン閣下がMCを務める「10億円会議 supported by 日本財団」が放送された。「世の中の役に立ちたい」という思いを抱える参加者が、様々なジャンルのスペシャリストからなる審査員5名に向けて、取り組みたい事業についてプレゼンを披露。見事審査員5名の心を掴み「合格」した者のみが、日本財団が用意した10億円から必要なだけ資金提供を受けられるという番組だ。
1480万円が必要だと語ったのは、歌舞伎町でスナックのママとして働く仲河亜輝(30歳)。自身もかつて摂食障害や鬱病などの心の病にかかった経験、さらに麻薬の運び屋で韓国の刑務所に3年服役するなど、波乱の人生を歩んでいることから、歌舞伎町の中に気軽に悩みを打ち明けられる“無料相談所”を作りたいのだと夢を掲げた。
近年、歌舞伎町では心を病んで自殺を選ぶ人が相次いでいるため、セーフティネットを作る意味でも相談所を運営したいと語る仲河を、文筆家・古谷経衡は「(心の病の相談や診断は)医療機関がその役割を担うべき」とバッサリ。さらに元衆議院議員・上西小百合は必要資金の内訳が気になるようで、仲河に詳細を聞きただした。
これに対し仲河が「歌舞伎町は1階より上だと一見さんが入ってこないので、路面店じゃないといけなくなってくる。お店を借りるのに、おそらく500万ぐらいは必要なのかなって思いまして……」と、答えると、デーモン閣下も「ぐらい?」と曖昧な語尾が気にかかるようだ。
上西は「同じような環境の子からしたら、仲河さんのことを希望に感じる子たちも多いと思う」と、参加者に一定の理解を示しつつも、「お金を投資してくださいって来てるわけじゃないですか。そうなったときに、ちょっといくらなんでもフワッとしすぎてるんじゃないかな? と思うんですよ」と手厳しい一言を投げかける。
「人助けをしたい、歌舞伎町という街のイメージアップを図りたい」という仲河の情熱は評価するが、上西は「それだけじゃなかなか投資してもらえない」とキッパリと言い切る。仲河が情熱に溢れる人物なだけに、上西は「もうちょっとお金の計算とかきっちりしてくださるのかなと思ったんですけど……」と、残念そうにコメントを述べていた。
(C)AbemaTV
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