ときど、最下位転落逃れる意地の勝利　チームは引き分けに／ストリートファイターリーグ　powered by RAGE

　2月23日に放送された「ストリートファイターリーグ」第5節で、勝利ポイント10で5位のトキドフレイムと、同9ポイントで最下位に沈むイタザンオーシャンが対戦。どちらにとってもここで負けると上位浮上が厳しくなる一戦とあって白熱した戦いが繰り広げられた。一時はイタザンオーシャンに0-3と許したトキドフレイムは、エクストリームクラスでときど（使用キャラ：豪鬼）が板橋ザンギエフ（ザンギエフ）を制して、3-3のドローに持ちこんだ。

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　試合開始前、ときどはビギナークラスの岬康星（豪鬼）に対し、今日の対戦相手の木村圭汰（ケン）が昇竜拳を多用する点に着目して、空振りした際に叩き込む基本コンボを伝授していた。

　しかしいざ開始された試合では、トキドフレイムはビギナーとハイクラスを立て続けに落とす苦しい展開。ここで負ければ単独最下位が確定する状況下、リーダーのときどが板橋ザンギエフを相手に躍動した。

　接近戦で圧倒的な打撃力を誇るザンギエフに対し、ときどは積極的に接近戦を仕掛けてたびたび投げを決めるなど、組み立ての上手さを見せ、危なげなく第1バトルに勝利。第2バトルは板橋ザンギエフの猛反撃を受けて連続でスクリューパイルドライバーを決められるなどして奪われてしまうものの、第3バトルは端に追いこんでからの冷静な攻めを中心に終始優勢に戦いを進めて勝利した。

　チーム成績をドローに持ち込んだときどは「（チームメイトの2人は）惜しかったんですが、ここ一番詰めの部分がまだ甘いという課題が見つかりました。これからも頑張っていこうと思います」と語った。

　最後惜しくもときどに敗れ、完全勝利を逃した板橋ザンギエフは「自分はやられてしまったんですけど、2人がしっかり勝ってくれました。特にもっちゃん（ファン）が大逆転勝利を何度も見せてくれたので感動しました」と、チームメイトに感謝していた。

　次回第6節は2月24日21時から放送される。トキドフレイムはネモオーロラと、イタザンオーシャンはフードガイアと対戦する。

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【試合結果】

△トキドフレイム　3-3　イタザンオーシャン△

ビギナークラス

●岬康星（豪鬼） - ○木村圭汰（ケン）

　木村は岬のジャンプ大パンチからのコンボに苦しめられたが、最後まで攻めの姿勢を貫き、最後は"木村コマンド"こと立ち大キックキャンセル紅蓮炎迅脚で大ダメージを与えてからのめくり攻撃を決めて勝利した。

ハイクラス

●ひびき（リュウ） - もっちゃん（ファン）○

　トリッキーな動きで翻弄するもっちゃんと、正攻法で攻めるひびきによるほぼ互角の打撃戦が展開された。ひびきが圧倒する局面も目立ったが、もっちゃんの最後まであきらめない攻めの姿勢が勝利を呼び込んだ。

エクストリームクラス

○ときど（豪鬼） - 板橋ザンギエフ（ザンギエフ）●

　ときどは遠距離戦では豪波動拳、近距離戦では大パンチと投げを軸に板橋ザンギエフを攻め立てた。時折スクリューパイルドライバーを喰らう場面もあったが、終始冷静にダメージを取り続けて勝利した。

◆カプコンストリートファイターリーグ powered by RAGE

　プロプレイヤーが参加するエクストリームクラス、予選及びドラフトで選抜されたハイクラス、オーディションで選抜されたビギナークラスの3人1チームの3on3で戦う、カプコン初となる「ストリートファイターＶ　アーケードエディション」の公式チームリーグ戦で、全10節。

　試合はチームごとに同じクラス同士が戦い、勝った側にエクストリームでは3ポイント、ハイクラスは2ポイント、ビギナーは1ポイントが付与され、合計点数で順位が確定する。全敗したチームはFinalact（泣きの一回）を行い、ビギナーもしくはハイクラスの選手が勝利チームのエクストリームの選手と対戦し、勝てば3ポイントを獲得できる。合計ポイント上位1～3位のチームは3月に開催されるグランドファイナルズへと進出できる。

　賞金は1位300万円、2位100万円、3位50万円、4位25万円、5位15万円、6位10万円。一般社団法人日本eスポーツ連合から発行されるJeSU公認ライセンスを持つエクストリームのプレイヤーに授与される。ハイクラス及びビギナーの選手には特別な記念品が贈呈される。

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