公開中のアニメ映画「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」を手がけた若林豪プロデューサーが、同映画において「キャッツ・アイ」と「シティーハンター」のコラボが実現した裏話を明かした。

「劇場版シティーハンター」は、原作者である北条司の初連載作品「キャッツ・アイ」とのコラボでも話題になっている。泪、瞳、愛の怪盗三姉妹が重要な役割を果たす上、「海坊主と美樹が働く『喫茶キャッツアイ』のオーナーが来生三姉妹」という設定が明かされた。
2月26日に生配信された映像配信プラットフォーム「FRESH LIVE」のSKE48の冠番組「SKE48のおしゃべりマンガサロン」に、アニプレックスの若林プロデューサーが登場した。SKE48の高柳明音が「私たちの世代がいきなり観てわかるのかと思ったんですけど、ところどころに説明も入れてあるので見やすかった」と映画の感想を語ると、若林プロデューサーは、「この作品からの人も見やすくて、もともとのファンの人は、『これこれ!』となるような雰囲気で導入を作れたらいいなと思いました」と導入シーンのこだわりを明かした。
同映画は、「キャッツ・アイ」の来生三姉妹が登場することでも話題になっている。「シティーハンター」の中で「キャッツ・アイ」という単語自体は登場するが、それぞれの作品のキャラクターが物語の中でコラボするのは今回が初めて。若林プロデューサーは、「『何か関係あるのかな?』と思っていたファンの方はいらっしゃると思うんですけど、今回映画をやるにあたり、北条先生が実はこの世界はつながっていると、『喫茶店のオーナーがキャッツ・アイの3人なんだよ』と教えてくださって、ふたつの作品のコラボをすることになりました」と明かした。
若林プロデューサーは、「先生がご自分の中に持っていらっしゃったけど、使う機会がこれまでなかったストーリーを今回提供していただいた。先生からそれを直接聞いたとき、僕らはものすごく嬉しかったです」と振り返っている。
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