公開中のアニメ映画「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」の若林豪プロデューサーが、冴羽リョウと槇村香の関係について語った。リョウがドローンを使ってのぞきをするシーンから、リョウの香への思いが感じ取れるらしい。

2月26日に生配信された映像配信プラットフォーム「FRESH LIVE」のSKE48の冠番組「SKE48のおしゃべりマンガサロン」に、アニプレックスの若林プロデューサーがゲスト出演した。若林プロデューサーは、主人公の冴羽リョウについて、「言ってしまえばセクハラ男な部分もあるんだけど、女性にも共感されるキャラクターだなと思う」と語った。
SKE48の高柳明音は、「周りを盛り上げようとする優しさとか、空気を読めるところも感じる。(女性の)元気がないときに、ちょっとおちゃらけて笑わせてあげる」とリョウのセクハラについて分析した。漫画ライターの小林聖さんも「依頼人は命を狙われている不安な状態。そこをリラックスさせようとしている。リョウのサービス精神というか、優しさでやっている部分もあるんじゃないか」と同意した。若林プロデューサーは、「そういう優しい気持ちがあるのかと思ったら、これは本当にただのバカだろうってこともある」と続けて笑いを誘った。
しかし、女好きのリョウが本当に心に決めた人は、“あの人”なのではないか? 高柳が「完全に上手くいかないのも、ファン的にはもどかしさがあっていいんですか?」とたずねると、若林プロデューサーは、「この作品は、みんなちょっと嘘をついている。大人だから、本心を言わない」として、「リョウと香のコンビもお互い本心を言えばいいんじゃないかと思うけど、それを言ったら、今の関係が崩れるような気が2人ともしていると思う」と語った。
若林プロデューサーとしては、「劇場版シティーハンター」で、リョウがドローンを使ってのぞきをするシーンに注目してほしいようだ。そのシーンでリョウはただドローンを操縦しているだけで、肝心の映像を見ていないと指摘した。作画が間違っているのではないかと感じた若林プロデューサーがこだま兼嗣総監督にたずねたところ、「これでいいんだ」という答えが返ってきたそう。若林プロデューサーは、「本当のところはリョウに聞いてみないとわかりませんが、もともとのぞくつもりがなく……」と、ただ香の気を引くためにのぞきをしていた可能性を示唆した。しかし、「録画している可能性はありますね!」とも語って、笑いを誘った。
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※冴羽リョウの「リョウ」は、遼のしんにょうがけものへん




