3月3日に放送された「ストリートファイターリーグ」第8節で、勝利ポイント20で4位のイタザンオーシャンと同21ポイントのマゴスカーレットと対戦し、5-1でイタザンオーシャンが勝利し3位に浮上した。
両チームは第1節で激突し、この時はイタザンオーシャンが0-6で完全敗北を喫していた。そのためか、試合前に板橋ザンギエフ(使用キャラ:ザンギエフ)は「マゴ(キャミィ)は第1節の時に負けてしまった相手なんですけど、自分の新しい動きが見つかったので、勝ちに行きます」と闘志を燃やしていた。
対するマゴは前回大勝している余裕か「変わらずそのまま行こうかと思ってます」と笑顔を浮かべていた。
しかしこの日、勢いがあったのはイタザンオーシャンだった。ビギナークラスこそ落としたが、ハイクラスでは快勝し、ここで勝利すれば上位が見えてくるという状況で、板橋ザンギエフが執念の戦いぶりを見せた。
第1バトルはマゴの丁寧な攻めに苦しみ、第1ラウンドを落としてしまう。続く第2ラウンドでは圧倒的な体力差をつけながらも猛反撃を受けて追い詰められ、ほとんど体力が残っていない状況で立ち大キックを受けてしまい、キャンセルキャノンスパイクを受けて敗北するかと思われたが、僅かに距離が離れておりガードに成功、かろうじて1本を取り返した。
ここから流れは一気に板橋ザンギエフに傾いた。第3ラウンドを取り第1バトルを奪うと、第2バトルではサイクロンラリアットとスクリューパイルドライバーを絡めた攻撃でマゴを圧倒。見事な勝利をおさめ、チームを上位に押し上げた。
満面の笑みでインタビューに応じた板橋ザンギエフは勝利の瞬間を振り返り、「空腹のときに目の前にリンゴが下りてきたみたいで『は~。ありがたいな~』」と個性的な表現で喜びをあらわにしていた。
【試合結果】
○イタザンオーシャン 5-1 マゴスカーレット●
ビギナークラス
●木村圭汰(ケン) - 国定涼介(エド)○
国定はジャンプ大パンチを軸に攻めてくる木村を対空で落とし流れを掴み、近接戦ではサイコアッパーを有効に使い勝利につなげた。
ハイクラス
○もっちゃん(ファン) - さかがみ(バイソン)●
もっちゃんはトリッキーな動きでさかがみを幻惑し、端に追いこんでからの圧倒的なラッシュで一気に勝負を決めた。
エクストリームクラス
○板橋ザンギエフ(ザンギエフ) - マゴ(キャミィ)●
板橋ザンギエフは鉄壁のディフェンスでマゴの攻撃を耐えしのぎつつ、サイクロンラリアットとでマゴの動きを封じ、スクリューパイルドライバーを始めとしたコマンド投げを決めて勝利した。
◆カプコンストリートファイターリーグ powered by RAGE
プロプレイヤーが参加するエクストリームクラス、予選及びドラフトで選抜されたハイクラス、オーディションで選抜されたビギナークラスの3人1チームの3on3で戦う、カプコン初となる「ストリートファイターV アーケードエディション」の公式チームリーグ戦で、全10節。
試合はチームごとに同じクラス同士が戦い、勝った側にエクストリームでは3ポイント、ハイクラスは2ポイント、ビギナーは1ポイントが付与され、合計点数で順位が確定する。全敗したチームはFinalact(泣きの一回)を行い、ビギナーもしくはハイクラスの選手が勝利チームのエクストリームの選手と対戦し、勝てば3ポイントを獲得できる。合計ポイント上位1~3位のチームは3月に開催されるグランドファイナルズへと進出できる。
賞金は1位300万円、2位100万円、3位50万円、4位25万円、5位15万円、6位10万円。一般社団法人日本eスポーツ連合から発行されるJeSU公認ライセンスを持つエクストリームのプレイヤーに授与される。ハイクラス及びビギナーの選手には特別な記念品が贈呈される。
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